WEB VISION OKAYAMA

連載記事賢い補助金の活用法

つやま企業サポート事業補助金

  • 小谷隆二氏
  • デニム製のシザーケース
  • オリジナルネクタイブランド「SHAKUNONE」

 よろず支援拠点とVISION岡山のコラボ連載企画「賢い補助金の活用法」。今回は津山市の「つやま企業サポート事業補助金」と活用事例を紹介します。新たな事業展開に取り組む津山市内の中小企業などをサポートする幅広いメニューが用意されています。

つやま企業サポート事業補助金
 津山市内の中小企業者等が、新たに取り組む事業展開等を支援し、地域経済を支える中小企業者等の雇用の創出及び維持に寄与することを目的とする。いずれも随時受付中。

 1.専門家派遣サポート補助金 補助率:1/2▽限度額:10万円(経営改善計画策定20万円)

 2.長期研修会参加サポート補助金 補助率:1/2▽限度額:10万円

 3.販路開拓サポート補助金(展示会等出展補助) 補助率:1/2▽限度額:国内25万円、海外50万円

 4.販路開拓サポート補助金(マーケティング等補助) 補助率:2/3▽限度額:30万円

 5.販路開拓サポート補助金(外国語HP等作成補助) 補助率:2/3▽限度額:40万円

 6.販路開拓サポート補助金(日本語HP等作成補助) 補助率:1/2▽限度額:10万円

 7.販路開拓サポート補助金(プロモーション補助) 補助率:1/2▽限度額:40万円

 8.プロフェッショナル人財等採用サポート補助金 補助率:2/3▽限度額:40万円

 9.付加価値化・事業転換サポート補助金 補助率:①10万円以内は10/10②10万円を超える部分は1/2以内▽限度額:①及び②の合計40万円

 10.知的財産権取得サポート補助金 補助率:1/2▽限度額:特許権20万円、特許権以外10万円

 【問合せ・申込み先】つやま産業支援センター 〒708-0004 岡山県津山市山北663 津山市役所東庁舎1階 TEL.0868-24-0740 URL:https://www.tsuyama-biz.jp/

 ※上記の補助事業については、受付期間内であっても予算の執行状況により、受付を終了します。

 事例①安藤商店(津山市一宮284-4)

 課題 はさみ研ぎ師の視点で開発した、オリジナルシザーケースの販路拡大を行いたい。

 理美容はさみを専門とした出張はさみ研ぎ師として20年以上の経験を持ち、現在では熟練した技能により、津山圏域のみならず岡山県全域を対象に約1500件の美容室・理容室を定期的に訪れている。

 平成28年に、新事業としてはさみ研ぎ師の視点で開発した、デニム製のオリジナルシザーケースの製造販売を始める。抜群の収納力と軽量化、これまでの革製では困難だった“丸洗い”などの高い機能性と、デニムの聖地である倉敷の縫製技術により高いデザイン性も兼ね備えている。

 個人事業で従業員もいないため、岡山県よろず支援拠点をはじめ、つやま産業支援センターなど様々な連携支援機関からの助言と補助金などの支援施策を活用しながら、展示会への出店やプレスリリースにより販路拡大を図っている。

 その後も、チョークシザーポーチやデニムエプロンなど、はさみ研ぎ師の視点という強みを生かした商品開発を積極的に行っており、理容師・美容師のためになる製品づくりを追求していく。

 事例② 株式会社笏本縫製(津山市桑下1333-6)

 課題 自社オリジナルブランドを開発し、地域から全国に発信をしたい。

 創業から半世紀のネクタイ縫製工場が、2015年に自社の価値化と下請け脱却を目的に自社オリジナルネクタイブランド「SHAKUNONE(シャクノネ)」を立ち上げた。商品のデザイン性、クオリティ、ストーリー性は高い評価を得ており、津山圏域のみならず都市部での販売にも挑戦し実績を上げている。

 さらなる販路の拡大と利益率向上のために、岡山県よろず支援拠点やつやま産業支援センターとも連携を図り、具体的な取り組みや有効な補助金制度などのコーチングを受けて取り組んでいる。具体的には、ECモールへの出店ノウハウが無かったものの、よろず支援拠点でのサポートアドバイスを受け出店を実現した。また、自社WEBサイト作成費用やクラウドファンディング実施の際にはつやま産業支援センターからの補助金を活用した。

 こうした取り組みを通して企業価値を高めることで自社と地域の発展を目指す。

本誌:2019年8月19日号 9ページ

PAGETOP