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特集[ウィズコロナのビジョン/ものづくり] カーツ㈱社長 勝矢雅一氏

今立つのは大手と同じスタートライン 事業転換視野に成長への道選択せよ

 今の状況は時代が変革しているという点で第一次世界大戦終戦のころによく似ていると思います。当時は石炭から石油へのパラダイムシフトが起こった時代でした。日本にとっては、それまでの資源国としての恩恵が消失する危機にもかかわらず、その重要性を見逃していました。その証拠が第二次世界大戦での石油の乏しいドイツ、イタリアとの同盟です。ここ数年でAI、5GなどICT技術の発展とともにスマート社会への転換、そして脱炭素社会への取り組みが始まり、産業構造が大きく変わろうとしていました。そこに新型コロナウイルス感染拡大が発生し、デジタル化や生産性向上に待ったなしで向き合わなければならなくなったことで、この変化が加速しました。今自覚しなければならないのは、変化に対応しなければならない大きな転換点にすでに立っているということです。

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本誌:2021年1月1日号 7ページ

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