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連載記事岡山消費者動向分析

新型コロナワクチン接種意向

 コロナウイルスによる患者が中国武漢で発生したという正式発表から一年後となる現在、世界のコロナウイルス罹患者は1億人を超え、死者数も200万人を超えた。正に、パンデミックそのものである。最近の罹患者数は少し増加の速度を落としているようであるが、変異ウイルスの発生もあり、対応は困難を極めている。イギリスでは長期に渡り、全土でロックダウンが継続されている。最大の罹患者数の国であるアメリカは2000万人以上が罹患し、死者数も40万人を超えている。インドがアメリカに続き、罹患者数は1000万人以上、死者数は15万人を超える。

 国内でも罹患者数は40万人に近づき、死者数は5700人を超える。この状況下、1月7日に緊急事態宣言が首都圏などに発出された。しかし、減少傾向は見られるが、十分な減少に至らず、医療体制は緊迫した情勢が続いている。このため政府は今後一カ月程度の期間延長を実施する予定である。

 ワクチンの接種はイギリスやアメリカなどでも進んでいるが、こちらも思ったように進捗していない。思った以上に短期間にワクチンが開発され、十分な臨床データなしに認可されたのではないかと多くの人は危惧している。今回はこの副反応などの接種時の懸念についての岡山と全国の比較である。

 新型コロナウイルスワクチン接種について、最も多いのは「様子をみてから接種したい」岡山53.2%,全国49.9%で約半数を占め,岡山,全国とも慎重さが窺われる。「すぐにでも接種したい」は、岡山15.7%に対して全国7.9%で、全国に比べ岡山の方が早い接種を望んでいることが分かる。岡山では医療への信頼度が高いと判断される。

 新型コロナウイルスワクチンの接種意向の理由として、「接種した後の副反応が怖いから」が最も多く、岡山69.8%,全国56.0%。副反応を心配するのは岡山の方が全国に比べて,13.8㌽高い結果となっている。

 「様子をみてから接種したい」と回答した方で、どうなれば早く接種したいかと聞いたところ、「副反応の程度・種類が明確になったら」が最も多く、岡山82.6%,全国56.3%。岡山の方が26.3%多い結果となり、全国に比べて岡山の人は科学的なエビデンスを求めていることが分かる。

 国内でのワクチン接種は恐らく一般の人は4月以降となる。それまでに海外の接種状況や国内の先行する接種の結果などを医療の専門家が分析しそれをできるだけ早く開示して、一般の人たちの不安を解消することが望まれる。

本誌:2021年2月15日号 15ページ

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