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連載記事河村まどか マナー講座

立ち居振る舞いのマナー

 女性のみでなく、貴方様の品位を保つためにも大切な内容です。

姿勢 椅子に座っている時も、お腹の辺りは、貴方様のテーブルの向こう側にお座りの人々には見えています。みぞおち辺りを前に突き出すイメージでお座り下さい。姿勢を正していない座り方は、みぞおちあたりがくぼんでおり、品祖な印象を与えてしまいます。また、体型によっては、お腹が必要以上に出っ張って見えます。

 貴方様が、みぞおち辺りをくぼまないように、伸ばすように意識して下さいましたら、貴方様と会話をなさるお相手も、貴方様が真摯な思いでお耳を貸して下さっている姿とお思いになり、心穏やかに貴方様とお話しすることが出来るでしょう。穏やかに申し上げましたが、率直に申し上げますと、姿勢一つで貴方様の「態度が悪い」「傲慢だ」との印象をお持ちになるお方がいらっしゃるということです。

 「誰にも迷惑をかけていないのでいいだろう」と豪語する時代ではなくなっているのではないでしょうか?エグゼクティブな立ち居振る舞いができてこそ、貴方様の存在が輝きます。その際には、意識して顎を引いてみて下さい。より一層、穏やかな品位の良い印象を与えることができます。

 椅子の座り方 ①左側から座ります。(上座下座を重視する和室は別とします)②立ち上がる時も同様に左側から立ちます。③椅子に座っている時は、テーブルとお腹の間をこぶし一つ程度の距離にします。(貴方様が標準体型でいらっしゃることが前提でのお伝えです。もしも、テーブルとお腹の③距離に不都合がおありの体型でいらっしゃるのであれば、マナーコンサルの範疇のお話しではございません。体型に関するお悩みは他のコンサルにて)④常にテーブルの上に手を出しておいて下さい。和の会場では別のお話しです。ここでは、商談の場所や会合での会食などの状況とします。

 靴の脱ぎ方 玄関で靴を脱ぐ時には、玄関の中(建物の中)にお尻を向けて靴を脱ぐのはマナー違反です。玄関の中にお尻を向けて靴を脱ぐと、建物の中で出迎えて下さる人に、お尻を向けてしまうことになりますが、わざわざしゃがんで靴を揃える行動をなさらなくても済みますので、利便性を考えて、貴方様もなさったことがおありなのかもしれません。しかし、靴は玄関口にお尻を向けて脱いで構わないのです。(その方がマナー通りです)

 従って、貴方様が脱いだ靴を、貴方様がしゃがみこむ前に揃えて下さる人もいらっしゃる事でしょう。その場合は、丁寧にお礼の言葉をかければ良いのです。貴方様がマナーに反する行動をしてまで、周囲の人々のお手を煩わせないことを選択なさるべきか?貴方様は堂々とマナー通りの行動をなさるべき状況なのか、周囲の状況を見極めて下さい。玄関先でのマナーを心得ているからこそ、貴方様の行動に“自信”と”品格“が現れます。

 初めてお伺いしたレストランにて、10歳の男の子が、お母さまのアドバイスの下、徹底的に姿勢と椅子の座り方に気を付けて食事をしたところ、帰りの玄関口で、「どこにでも行ける、美しい風格の振る舞いね」と、レストランのオーナーマダムに声を掛けられました。

 貴方様は、10歳の男の子の何倍もの経験を積んでいらっしゃいますので、10歳の男の子とは比べ物にならぬ程の、美しい風格であるべきことは、言うまでもありません。

本誌:2019年6月17日号 19ページ

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