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建築物や内装の意匠登録例

 Q 弊社は建設工事を行っており、今年4月から建築物や内装の意匠登録出願が受け付けられるようになったことに興味を持っています。もうこれらの分野の意匠登録はされているのですか。

 A 意匠法が改正され、今年4月1日以降の意匠登録出願からは、建築物や内装についても意匠登録の対象となりました。このため建築物や内装のデザインについても意匠登録され意匠権が発生しますので、建築物や内装に関する業務を行う場合には、他人の意匠権の侵害にならないように注意すると共に、新しいデザインを創作なさった際は意匠登録の要否をご検討ください。

 先日、経済産業省から、初めて、以下の建築物及び内装について意匠登録されたことが発表されました(https://www.meti.go.jp/press/2020/11/20201102003/20201102003.html)。それぞれの詳細は「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/)等でご確認ください。

 なお、これら4件はいずれも、建築物や内装の意匠登録が受け付けられ始めた今年4月1日に出願され、新規性喪失の例外規定が適用されて登録されています(出願日前にこれらのデザインは建築物や内装に用いられていたものと考えられます。)。今後は、これらに続き、建築物や内装の意匠登録がなされるものと考えられます。

 (1)建築物(①②いずれも登録日は令和2年10月15日)

 ①意匠登録第1671773号

  ・意匠に係る物品:商業用建築物

  ・意匠権者:株式会社ファーストリテイリング

 ②意匠登録第1671774号

  ・意匠に係る物品:駅舎

  ・意匠権者:東日本旅客鉄道株式会社

 (2)内装(①②いずれも登録日は令和2年10月8日)

 ①意匠登録第1671152号

・意匠に係る物品:書店の内装

・意匠権者:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社

 ②意匠登録第1671153号

・意匠に係る物品:回転寿司店の内装

・意匠権者:くら寿司株式会社

本誌:2020年12月1日号 25ページ

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