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話題トラスト大創

屋内型トランクルームへの投資仲介 首都圏人気物件で利回り10~30%

 不動産業の㈱トラスト大創(岡山市中区浜604-3、井上隆智社長、資本金2000万円)は、このほど、屋内型トランクルーム「収納ピット」を展開する㈱アンビシャス(大阪府)と提携し、富裕層向けに投資仲介サービスを開始した。

 国内のトランクルーム市場規模は2013年に520億円だったのが800億円になるなど伸び続けており、30年には1000億円超までの成長が見込まれている。「収納ピット」は、関西約325店舗、関東約175店舗と屋内型トランクルームで国内トップの店舗数を誇り、現在首都圏への出店を強めている。店舗開設から、契約者数の増加は緩やかだが、平均利用期間は約35カ月と長く、100~130㎡の室内を20~30部屋に区分けし、最終稼働率は80~100%で推移するという。ネット利回りは10~30%が期待できる。また、アンビシャスへの売却や、他のオーナーへの転売など業界初の出口戦略も用意した。

 トラスト大創は、2016年にレンタル収納事業を立ち上げ、岡山市内でトランクルーム「イナバボックス」3店を展開。トランクルーム運営が安定収益になることから、都内で増加している「収納ピット」に着目し、昨年6月、代官山、八丁堀、三軒茶屋、町田の4店舗に投資。徐々に契約者数も伸び、アンビシャスの対応も手厚いことから、中四国地区初の取次店として契約した。井上社長は「1件当たり1500万~2000万円と東京不動産投資の中では安価で、複数店舗を契約すればエリア分散でリスク回避にもつなげやすく堅実な投資」と話す。

 同社は、井上社長が㈱オープンハウスなど東京で長年不動産業界に携わった経験を生かし、「岡山と東京を結ぶ不動産」として事業を展開しており、売り上げの大半を東京不動産物件の岡山への仲介が占める。日本橋に東京支店もあり、「収納ピット」の新規店舗周辺の環境なども調べられるため、信頼性の高い物件を岡山の投資家に紹介できる。井上社長は「東京不動産投資のアイテムを増やし、さまざまな投資家ニーズに応えていきたい」としている。

 問い合わせは同社(電話086-271-0888)へ。

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本誌:2024年2月26日号 0ページ

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