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インタビュー・対談イシカワホールディングス㈱社長 石川康晴氏

“職人”に投資し起業・成長を支援 社会問題解決の事業創出に使命感

 アパレル大手㈱ストライプインターナショナル創業者の石川康晴氏が立ち上げた、起業家を支援する投資会社イシカワホールディングス㈱(HD、岡山市北区弓之町17-35、資本金1000万円)。6月23日には、出資したパン販売の新会社㈱Merci(岡山市)が、ベーカリーとカフェの複合店を岡山市北区天神町に出店するなど県内での動きを本格化した。石川社長に事業にかける思いや今後のビジョンを聞いた。

―HD設立の思い。

 23歳で㈱クロスカンパニー(現ストライプインターナショナル)を起業し、「自分の戦略に付いてこい」というリーダーシップで50歳まで走ってきた。社長を退任し自分を見つめ直す中で、今度は優秀な人を応援する側に回りたいと思ったのが新事業のきっかけだ。

 高い技術を持つ“職人”に投資し、ブランディング、マーケティング、中期経営計画策定まで一緒に考え会社の設立、成長を支援する。HDが経理、財務、法務まで経営全般を担い、職人は社長となり起業の夢を叶えつつ、商品開発に集中できるメリットがある。支援対象は、ストライプ時代のノウハウやリソースを発揮できる小売りとサービス業に特化し、年商100億円が目指せ、リーディングカンパニーになれるかを選定基準としている。

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