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連載記事河村まどか マナー講座

テーブルマナー

 先日、お母さまの会でお子様へのテーブルマナーのお話しをさせて頂きました。3歳のお子様も品位あるお食事のお作法が可能です。幼少期より身に付けていると、カジュアルなお食事の場面も慣れた表情で、優雅に堂々とお食事をすることができます。3歳のお子様へのテーブルマナーレッスンでの実技指導を本日はご紹介いたします。もしも、貴方様に限って、3歳様への指導と同様の内容で、できていない。とおっしゃることはあり得ないとは存じますが、3歳君への指導と同じだ。とおっしゃって下さる貴方様がいらっしゃるならば、この度のマナーコラムは大成功とも言えます。

 おしぼりのマナー

 ・格式ある洋食店ではおしぼりの用意がないのが、レストランのステータスであることも考えられます。レストランに入る前に清潔な手にしてある。との意味でおしぼりは出てまいりません。「おしぼりがまだじゃないか!」なんて、怒ることはなさらないようにお気をつけて下さい。

 ・もしも、清潔な手に整えていらっしゃらないまま、パンを素手でちぎることに抵抗がおありの場合は、フィンガーボールの用意をお願いなさってはいかがでしょうか?その場合、フィンガーボールのお水の中には、指先を少しだけ潤す程度にとどめておきましょう。

 ・貴方様がなさりそうな場面を、中学1年生君にお願い致しました。「こんなことはありえないよ!」と、全否定の中学生君でしたが、「それがいらっしゃるのよ。さあ協力してね」と伝えると、なんとも不思議に思っていたようです。

 このような場面の人とご一緒なさるのは恥ずかしいとおっしゃる貴方様もいらっしゃることでしょう。数年に渡り、こちらのコーナーを担当させて頂いておりますので、本誌愛読の貴方様の中には流石にいらっしゃらないと願いたいものです。

 おしぼりをご使用になる時には、テーブルの下辺りで広げ、ご使用下さい。正面にいらっしゃるお相手に、おしぼりを使用しているのが見える程度の位置です。完全にお膝の上で行ってしまうと、貴方様が何をなさっているのか判断しづらくなります。股の辺りがかゆくて、むずむず動いているのかと思ってしまうのは、わたくしだけでしょうか?貴方様には指摘がしづらいものですので、貴方様ご自身でご判断ください。

 このような、品のない言い方をしてしまいましたが、貴方様をからかっているわけではございません。お相手から見えないテーブルの下で手を動かすべきではないことは、国際基準のテーブルマナーにおいても言える内容です。こちらのコーナーにおいて、貴方様にご指摘している内容は、私の好みの男性育成講座ではございません。きちんとした国際基準や、和の文化を取り入れた礼儀作法を元に、お届けしておりますので、ご安心下さいませ。テーブルの上に肘をついて、おしぼりを、触りながらお話しなさる貴方様ではございませんように。

 パンの数

 ・3名での会食で、小さなパンが3つ用意されました。「え?3人で3つ?もっと持って来て!」と、咄嗟におっしゃる貴方様でありませんように。大丈夫です。お召し上がりになれば、次のパンは頂くことができます。ご飯茶碗にご飯を大盛りに盛って頂かなくとも、ふんわりお上品にそそいであるご飯を頂いた後に、おかわりが可能なのと同様です。パンを大盛りにお皿には用意しません。

 貴方様ご自身のパン皿にパンをご自由にご選択なさる場合も、お皿に最初に入れて良いのは、2つ程度と心得ておきましょう。

 ・パンくずが、お皿の外にこぼれてしまった場合は、パンくずと、テーブルの下に落としてしまう行為はなさいませんように。そのまま堂々とパンくずだらけのままのテーブルになさったままの貴方様でいて下さい。とは申しましても、パン皿の上でパンをちぎる習慣をしっかり身に付けておきましょう。

 この度は、3歳君と同様のテーブルマナーのお届けで失礼いたしました。この度の原稿のご感想を、「3歳君と同じだ」と、リップサービスをして下さる貴方様の
お人柄、尊敬いたしております。

本誌:2020年1月1日号 105ページ

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