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巻頭特集エンジンメーカーへ歩み着々

カーツの水素エンジン完成 園芸・農業用越え「可能性拓く」

 刈り払い機など園芸・農業用機器メーカーのカーツ㈱(岡山市東区西大寺五明387-1、勝矢雅一社長、資本金1億円)が開発していた水素エンジンが完成した。農業用発動機メーカーとして創業した同社が、約50年ぶりに手掛けた自社製汎用ガソリンエンジン「CK1」に続くもの。水素エンジンは、脱炭素の流れの中で、あえて原点というエンジンメーカーの地位を築くために、さまざまな角度から挑戦するという同社の意志を示すものだ。さらに同時進行で、複数の燃料に対応するマルチフューエルエンジンの開発も進行中。着実にエンジンメーカーへの歩みを進めている。

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本誌:2024年10月14日号 4ページ

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