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喘息

 週末金曜の夜寝ていたときのことです。突然激しくせき込んで目が醒めました。もともと鼻が悪い私は口を開けて寝ていることが多いようです。ぽかんと開けた口に蚊かゴキブリの赤ちゃんが入ってきてそれをそのまま吸い込んでしまったに違いありません。(ありえない?)

 気管に違和感があり必死でそれを吐き出そうと思いっきりくしゃみをしたり、うがいをしたのですがすっきりしません。気分が悪いまま朝になりました。ゴキブリが気管に詰まっているのを放置していても自然に出ていくはずがないと思い土曜日も診療をしている倉敷の川崎医科大病院に駆け込みました。

 血液検査、X線検査の結果を見て医師は「特に異常はないのですが……」と首をひねるので、「いや、たしかに気管に何か詰まっているような気がします」と粘ったらCT検査をすることになりました。だんだん話が大きくなって肺がんにでも罹っていたらどうしようなどと恐怖にかられたのですが、結論は軽い喘息が疑われるということでした。

 「ネコを飼っていますか?」と聞かれたので「はい」と答えたもののさすがに12匹飼っているとは申し上げることができませんでした。

 考えてみるとこの時期毎年のように耳鼻科か呼吸器科のお世話になっています。ネコの毛が空中を漂うような家で暮らしていて喘息にならないほうがおかしいのはよく分かっているのですが、ネコを手放すなんてとてもできません。家を清潔にし、きょうにも高性能の空気清浄器を買いに行くことにしました。

 それにしても川崎医大とのつきあいは内山下の川崎病院時代から数えるとすでに半世紀にもなります。中学生のころ初めて川崎病院に行ったのも気管支炎を見てもらうためでした。そのとき処方された薬が全然役にたたず結局は近所の老内科医師が処方してくれたブロン液がよく効いて一発で治りました。

 半世紀後の現在、気管支炎や喘息の発作に対しいろいろな薬ができていてこのたびも何種類も薬を処方されました。しかし咳も痰もひどくなる一方。あまりの苦しさにドラッグストアでブロン液を買って飲んだらやはりこれが一番よく効きました。病院に行く前にブロン液を試すべきでした。中学生のときの体験から何も学習していないばかな私です。

本誌:2014年7.14号 15ページ

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