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春秋航空高松便

 高松空港から上海へ飛んでみました。上海へは岡山から中国東方航空の便が毎日あるのですが個人で切符を買うとなると燃油サーチャージ込みで往復約6万円になります。一方春秋航空高松便は日曜日と木曜日の週2回の運航で使い勝手は悪いものの料金は岡山発の半額以下で、新幹線で岡山東京を往復するのと大差ありません。

 客層は7割ぐらいが中国人観光客、2割が高松からのパッケージツアー、残りが私のような個人客のようでした。空港には狭いながらも免税店があり、中国人御一行様が最後のショッピングをしていました。皆さん例外なく電気がまを最低2個買って機内に持ち込むので通路側に座っていると電気がまの段ボール箱が容赦なく肩に当たります。

 おそらく預入荷物の中にも炊飯器が3、4個は入っているはずで、なぜこのキッチン用品がこんなにも中国人の心を捉えるのか本当に不思議です。免税価格といってもそんなに安くはないし、中国でも買えるはずなのに…お土産として親戚中に配るとか、転売して旅費に当てるとかいろんな説がありますが真相はどうなのでしょう。

 座席はどうやら中国人と日本人が隣り合わせにならないように配慮しているらしく往復とも機内で中国人に日本の感想やお土産の謎を聞くチャンスはありませんでした。

 機内サービスはすべて有料というのは従来型のフライトに慣れている人にとってはやや違和感があるかもしれません。しかし、わずか2時間のフライトに食事は邪魔だし居眠りしようとしたらお茶で起こされるのもわずらわしくサービスゼロというのは合理的だと思います。

 ほどなく上海に到着。以前は空港から市内まで時速400㎞のリニアモーターカーに乗りさらに地下鉄2号線に乗り換えていたのですが、今は2号線が空港まで延伸されていて、あえて運賃が高いリニアカーに乗る必要はなく移動が非常にスムーズでした。

 10月1日は国慶節でしかも今年は辛亥革命100周年記念の年であり繁華街は大変な人出でした。火の消えたような日本から見た中国はまさに今が絶頂期、パワーが渦巻いていました。

 あまりに広大で奥深い中国の入口として上海ほど便利な都会はほかになく、春秋航空は上海を起点に多数の国内路線を張っています。11月には再度訪中し漢詩でおなじみの武漢あたりへ出掛けてみようと帰国と同時に8500円(片道)で上海便に予約を入れました。

本誌:2011年10.17号 10ページ

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