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[オフィス] ヤフーJとグーグル提携の影響

Q ヤフージャパン(Yahoo!JAPAN)がグーグル(Google)と提携しましたが、どのような影響がありますか。

 検索順位激変の可能性も

A 7月27日、インターネット関連ビジネスを手掛けている人々の間で衝撃が走った。ヤフージャパンがグーグルとの提携を電撃発表したからだ。米国のヤフーは、すでにマイクロソフト(MS)が運営するビング(Bing)の検索技術を導入することが決まっており、検索連動広告の配信システムもMSのものを使用することになっている。当然ヤフージャパンも米国に追随しMSの技術を採用すると関係者の間では見られていた。ところが、予想に反してグーグルとの提供を発表したのだ。

 この2社の検索エンジンシェアを合計すると、90%を超える圧倒的な強者となる。しかし、事前に公正取引委員会に打診したところ、公取委は問題なしという見解を出したそうだ。米国ヤフーがMSと提携する前は、一時グーグルとの提携が発表された。しかし、米国司法省の調査により、この提携は独占禁止法に基づき却下された。その後、MSと提携したという因縁がある。そのような経緯があるため、関係者を驚かせたわけだ。しかし、ヤフージャパンは独自の決裁権を持っている。米国ヤフーは、オークション事業やプロバイダー事業を行っていない。つまり、同じヤフーという冠はつけているものの実態はかなり違う。

 では、今回の提携は広告主であるわれわれにどのような影響があるのだろうか。まずはシステムが1つになるので、取り組みやすくなる。それは、同時にさらなる競争の激化を意味している。今までは2つあったので、競争も2分されていた。最も影響を受けるのはヤフーでは上位に表示されているが、グーグルでは下位に甘んじているホームページだ。オークション事業、ストア事業、カテゴリ登録というヤフー独自のサービスがあるため、グーグルと全く同じ結果になるとは思えないが、近いものになるからだ。該当する方は、今からグーグル対策、キーワード広告対策を始めることをお勧めする。一夜にして、激変する可能性が非常に大きいからだ。

 来るべき日に備えSEOやキーワード広告の本質を学び、競合優位性を高め、商品やサービスを磨くことこそ、今われわれがやるべき事ではないでしょうか。


高収益ホームページ研究会代表
斎藤元有輝氏
倉敷市児島駅前1-22-3
TEL086-474-2700

本誌:2010年8.23号 33ページ

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