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データ岡山県下主要量販店05年8月の販売実績

小売り商況に底固さ、デパート勢好調

 [概況]8月の小売り概況は、デコボコはあるものの、デパート勢を中心に底固さが出てきた。前年は台風襲来もあり散々だったが、今年はそれがなく、数字的にはプラスに働くはず。一方曜日の巡り合わせでは日曜日が1回少なくマイナス要因。これらを勘案して考えると、若干良い数字が出ても良い環境だった。

 結果、デパートは全体的に好調だった。三越倉敷店の撤退を受けて、ギフトが各店に分散し、それぞれプラスになった。夏物処分も順調で、暑かったわりには、秋物の動きも早かった。

 専門店勢は、ばらつきはあるものの衣料中心にバーゲンが好調に推移、健闘している。スーパー勢は食品が伸び悩む店もあったが、全体的には底固い動きだった。

 9月は予想外の総選挙が入ったり、台風の襲来があったり、読み難い展開となっている。国体も目前に迫り、人の行き来は多くなる。それを如何に売り上げ増に結び付けるか、そこが課題。店舗別の売り上げ実績は次の通り。(%は原則として前年比伸び率)

[岡山高島屋は好調に伸ばす]
 デパート 天満屋岡山店(岡山市)は、前年実績も予算もクリア。好天に恵まれ夏物処分が順調に推移、ギフトも5%増と好調だった。お盆需要も土産物を中心に盛り上がった。

 ギフトに関しては、三越倉敷店の撤退に伴う消費者の移動が、岡山店にも流れたものと見られる。衣料については、紳士服が7月に引き続き好調、夏物売り尽くしも婦人関連を中心に動いた。お盆以降は秋ものファッションが早い動き。衣料全体で7%増の伸び。

 9月は3%増を目指す。8月末から2日までに2階ファッションフロアに6つの新ブランドを導入、ヤングミセスへの働きかけを強める。出足は台風もあってやや鈍い。

 天満屋津山店(津山市)は若干及ばなかった。予算は十分達成した。お盆需要が伸びた。9月は前年比95%を目指す。

 岡山高島屋(岡山市)は、前年も予算も大きくクリアした。前年に実施した店外催事を今年は取り止めており、それを考えると実質2ケタ近い伸び。

 好調だったのは、輸入ブランドを含めた婦人雑貨が20%増、婦人服関連は6%増。紳士・紳士雑貨は昨対割れだが前年の店外催事売り上げ分を差し引けば実質、昨対プラス。

 衣料全体で見ると、月初から晩夏物や秋物が順調に動いた。秋物についてはジーンズ系で立ち上げたのが成功した。倉敷以西の来店客が増えており「都会志向の消費者の心をとらえた」とも。

 ギフトは最終的に10%増。ビアガーデンも8月に盛り返えし前年クリア。お盆需要も10%増。一方、来店客数は微減。これは、昨年人気で動員につながったハリーポッター催事が今年はなく、その分の動員数が影響したもの。

 9月の目標は前年比98%。昨年は改装の立ち上げ時期となっており、やや慎重な予算組み。台風、総選挙と続き、出足は今一歩鈍い。

 天満屋倉敷店(倉敷市)は、2ケタの伸び。予算も十分クリアした。中元ギフトが8月に入っても伸び、お盆過ぎまで続いた。これは、三越倉敷店の撤退の影響と、ギフトセンター拡大の効果が出たものと見られる。

 婦人服も好調で、前半は夏物処分バーゲン、後半は秋物の売れ行きが順調だった。食品もギフトの好調さに支えられ伸びた。宝飾展も順調。9月の目標は10%増。華道展や革の市など大型イベントでの集客・動員を目指す。

[食品が苦戦の天満屋ストア]
 スーパー イズミヤ津高店(岡山市)は前年並み。食品が順調。夏物バーゲンが今一歩だった衣料が伸び悩み。9月は前年並みの目標。ハローズの新店が近隣にオープンするため対策を急ぐ。

 天満屋ストア(岡山市)は意外に苦戦し水面下。中でも食品が低迷している。食品については、野菜が相場安、精肉もお盆需要が期待ほど伸びなかった。一方で総菜は好調、ギフト関連も売れた。衣料では、婦人衣料は伸びたが紳士・子供は一服、単品の靴下や帽子類は売れた。秋物はさほど動いていない。

 店舗別では、前年をクリアしたのは玉野店が1%増、岡北店が1%増、向島店が若干。店の売り上げ予算を達成したのは、鴨方店、高梁店、泉田店など。競合の激化からか客数が減っている。しかし買い上げ点数は増えている。

 9月の目標は、前年比98%。敬老の日や行楽シーズンなど、社会催事に力を入れる方向。

 イトーヨーカ堂岡山店(岡山市)は前年比97%。衣料、食品が低調。家電は催事を実施し健闘。9月は20%増に挑戦。セブン&アイ・ホールディングスの誕生記念祭を3段階に分け19日まで展開。

 イズミ倉敷店(倉敷市)は水面下。衣料は健闘。秋物も動いた。9月の目標は3%増。

[ドレミの街専門店は7%増]
 専門店 ドレミの街専門店(岡山市)は7%増。美容室、携帯ショップ、食品が健闘。客数も2%増。9月は前年並みを目指す。これで改装後1年が経過するため、これからが勝負。

 岡山一番街(岡山市)は水面下。リニューアル工事中のため一部店舗を閉鎖しており、閉鎖中にしては健闘した部類。9月の目標は前年並み。リニューアルオープンは15日の予定。新規ブランドに期待。

 ルブラン(倉敷市)は水面下。7月に比べると衣料を中心に上向いてきた。9月は既存店ベースで前年並みを目指す。

 サブリーナタウン(倉敷市)は水面下。衣料は夏物バーゲンが健闘。9月の目標は3%増。

 イオン倉敷SC(倉敷市)は全体で4%増。専門店街は4%増。バーゲンに続き、初めて夏物最終処分セールを実施。衣料は2ケタ増。映画、飲食は苦戦。9月は2%増を目指す。テナントのリニューアルを順次実施。

本誌:2005年9.11号 24ページ

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