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連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~

マイナ保険証について思う

 2年ほど前、全国の市役所窓口はマイナンバーカードを申請する老若男女であふれかえっていたものです。カードを作ればスーパーなどで使用できるマイナポイントが最大2万円もらえるというので、私も興味半分でICチップが搭載された個人番号カードを作りました。

 ところがこの個人番号カードの法的な位置づけはいまだに曖昧模糊、出番がないのです。そもそもカードの名称からして「マイナンバーカード」、「マイナカード」、「個人番号カード」と混乱、そしてこれらは「マイナンバー」という概念とはまた別でいっそうややこしい。

 出番がないと言ってもいつのまにか国民に利用が強要されつつあるのが「マイナ保険証」です。ふつう保険証の機能があるのならカードのどこかに「このカードは健康保険証の代わりに医療機関の窓口で使用できます」くらいの記載があってもおかしくないと思いますが、そんな文言は裏表どこにも明記されていません。

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本誌:2024年6月24日号 13ページ

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