今回は特別な縁がきっかけとなりスタートした全国初の試みについてです。

　OHKで手話放送が始まったのは1993年ですが、この年、時を同じくして全国的に注目を集めたのがサッカー「Jリーグの開幕」でした。以来30年、それぞれに歩みを進めていた両者が交わるようになったのは去年のある問い合わせがきっかけでした。

　それはOHKの“スポーツ手話実況”を知ったJリーグの担当者が、「サッカーの魅力を1人でも多くの方に知ってもらいファンの裾野を広げたい。そのためには情報アクセシビリティの追求とインクルーシブの観点から何かできないか」と連携を持ちかけて下さったのです。偶然ともいえる縁と出会いで実現したのが今年4月28日に実施したサッカーJ2ファジアーノ岡山戦での手話実況生配信でした。

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