2024年3月に発覚した紅麹サプリ事件は死者数名が出るという大惨事になりました。健康被害が拡大した原因はメーカーの小林製薬の対応が遅れたことが大きいと言われ、またしても多数の無辜の消費者が食品公害の犠牲者になってしまいました。

　私自身若いころから悪玉コレステロールが先天的に高く、病院でも薬を処方してもらっているのですが、天然由来の紅麹で悪玉コレステロールが改善するのならいいかもしれないと思い、今年1月ごろ小林製薬の「紅麹コレステヘルプお試し品、15日分」という商品を同社の通販部門を通じて購入したことがあります。

　6月になっても問題は沈静化するどころかNHKが特番を組むなど、事件の詳細が解明されつつあるのを見て、問題のサプリを少量、短期間とはいえ飲んでしまった私は事態を静観していていいものか心配になってきました。実は3月末頃小林製薬通信販売部からは「使用中止のお願い」と称する手紙を受け取っていたのですが、個別具体的な内容ではなかったゆえに、事態を重く受け止めず手紙も残りの錠剤も書類の山の中に放置していたのです。NHKの特番を見て改めて自分自身の問題として事態に向き合おうと思いました。

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