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ジャーナル環境共創イニシアチブ

経産省共催で省エネ診断セミナー スターメンテの桒野社長が事例紹介

 (一社)環境共創イニシアチブ(SII、東京都、村上孝代表理事)は、10月6日、経済産業省と共催で「省エネ診断拡充事業セミナー~冬の省エネに向けて診断で備えを~」を開く。
 エネルギー価格の高騰が続く中、中小企業の省エネ化を支援するのが目的。省エネ診断とは、専門家が工場や事務所、店舗、病院、福祉施設、学校、宿泊施設などを訪問し、エネルギーの無駄遣いや省エネにつながるヒントを見付けるもの。コスト削減につながる設備の運用改善や、コスト削減効果が高い高効率な設備への更新、活用できる補助金などについての提案が受けられる。

 セミナーでは、SII部長代理の綛山裕介氏が「省エネ診断とは?」と題し、中小企業の現状と、省エネ対策につながる診断について紹介。

 第2部は、(一社)ESCO・エネルギーマネジメント推進協議会理事で㈱スターメンテナンスサポート(岡山市)社長の桒野貴宏氏が、登録診断機関として省エネ診断のメリットや好事例など現場のリアルな声を紹介する。全国およそ80社の診断機関の中でも中小企業の支援実績を多く持ち、ESCOでも活躍しているなど総合的に評価され講師に選ばれた。

 会場とオンラインのハイブリッドで開催。会場は、TKP東京駅カンファレンスセンター(東京都中央区八重洲1-8-16)で、開催時間は午後3時~同4時。参加は無料。オンラインはZoomでの視聴となる。申し込みはhttps://shoeneshindan.jp/guide/seminar/へ。
 SIIは、環境・エネルギー分野で民間の立場から先進的な技術を普及させて市場や需要を創出することを目的に2011年に設立した。

<解説・省エネ診断補助金>
㈱スターメンテナンスサポート社長
桒野貴宏氏
国や自治体の補助金申請が有利に

 省エネ診断は、「令和4年度補正予算 中小企業等に向けた省エネルギー診断拡充事業費補助金」のこと。短時間でニーズに応じた診断ができ、費用0円でのコストを削減できる方法や、省エネの取り組みの立案が受けられる。また、診断を受けることで、設備の更新などによる省エネ効果が明確になるため、3年間は国や地方自治体の省エネ補助金申請の際などに評価対象となるメリットがある。

 診断対象は、空調設備、照明設備、ボイラー・給湯器、工業炉、受変電設備、生産設備など10設備。料金は、9割が補助対象で3設備を診断する「まるっとプラン」が1万5840円。申込期限は来年1月末まで。

 この機会に、岡山から気軽にオンラインで参加して経営改善に役立ててもらいたい。

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本誌:2023年10月2日号 1ページ

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