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連載記事なんでもQ&A[損害保険]

火災保険のポイント

 Q 新しく家を建てました。近年、自然災害が激甚化しているので心配です。火災保険のかけ方で注意すべきポイントを教えて下さい。

 A 住まいの「顔」が1軒1軒、異なるように必要な「備え(保険)」も異なります。いざという時に暮らしを守ってくれる保険を選ぶ必要があります。

 「火の取り扱いは気をつけているから大丈夫」と思っていても、お隣の火事が燃え移ることもあります。こうした場合、法律上、お隣さんはそれを賠償する義務がない場合もあります。(失火責任法)

 国土交通省によると、2018年に発生した西日本豪雨の経済被害は1兆1580億円と推定されており、保険金として全国で約1956億円(含む車両保険、火災保険、新種保険)が支払われ、そのうち岡山県では約756億円が支払われています。この経済被害と支払われた保険金の差は、保険に加入することにより縮小させることができると考えられます。

 皆様の暮らしを守ってくれる保険を選ぶ必要があり、その時に頼りになるのが「火災保険」です。補償の内容は保険会社や保険商品によって異なります。火災だけを補償するタイプから、自然災害や盗難、日常のちょっとした事故まで幅広く補償するタイプ等様々です。

 最近では「火災による損害」だけでなく、「台風で屋根が壊れた・浸水したといった自然災害による損害」、「給水管が壊れて家中水浸しになった・誤って窓ガラスを割ってしまったなどの事故による損害」、「空き巣に入られて家財を盗まれた・ドアを壊されたなどの損害」に対して補償するタイプが主流になっています。しかし、自然災害の中でも特に水災が対象外になっている契約も多く見受けられます。

 また、住まい(建物)だけでなく、「家財」にも保険をかけておくことが大切です。生活に必要な家財を揃えるには予想以上にお金がかかります。さらに、地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災や倒壊、流失への補償が欲しい場合は、「地震保険」に加入する必要があります。「地震保険だけ」に加入することはできませんので、火災保険加入時には地震保険も併せて検討されることをおすすめします。

 火災保険は家を購入した際に長期間で契約し、最新の補償内容ではないことも多いため、見直しをおすすめします。

本誌:2020年GW特別号 21ページ

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