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連載記事マネーの道しるべ 20

振り込め詐欺を広めたのは誰だ

  • 森康彰氏

 振り込め詐欺という特殊詐欺が世に知られてから10年以上経つというのに、被害が収まることがないばかりか、警察庁のHPによると、ここ3年の被害金額は年間500億円前後、3年間で1500億円にも上り過去最高を記録している。お金ってあるところにはあるんだよなぁという感想を抱くとともに、報道の在り方にも疑問を感じざるを得ない。

 ワイドショーをはじめテレビ放送だけでなく、ウエブ上でも特殊詐欺の方法について詳細に説明されている。それを見れば、簡単に組織での役割分担やその手口について知ることができる。その結果、まねする人が後を絶たないという現状。同時に被害者はテレビやウエブで情報を得ていないのではないかとも推測される。このミスマッチの解消に取り組まない限りいつまでたっても問題は解決しない。日本の津々浦々にまで情報を届けるというのはとてつもなく難しいことなのだと知ると同時に、その現状を踏まえた上での情報公開が重要なのだろう。

 情報がはんらんしているため、重要なものをすくい上げることが難しいのだろう。保険に関しても、複数他社を取り扱う代理店が主流になっている。近年では、最大手である「ほけんの窓口」の利用者が増えている。実際に「ほけんの窓口」での加入者は無駄の少ない、良い保険への加入者が多い。しかし、いまだに1社専属で営業している人から加入している人も多い。情報発信の仕方がまだ足りてないのだと痛感する。弊社も生命保険、損害保険を複数他社取り扱い、特に法人の損害保険を見直すことにかけては経費を削減する上で大きな成果を上げているが、まだまだ認知度が低い。さて、どうしたもんだか。

●森康彰●2年間、保険代理店に勤めた後、2008年に保険コンサル会社㈲e.K.コンサルタントを設立。2014年に東京支社を設けるなど、首都圏へも業務を拡大中。 敬愛する人物は、稲森和夫、立川談志。

本誌:2016年10.31号 16ページ

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