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祝LCC岡山・台北線就航

 岡山空港発着の国際線の歴史をざっと振り返るとソウル便と上海便は比較的安定的に定期運行を維持していますが、グアムや大連・北京、エバー航空による台北便は搭乗率を維持できずわずかな年数で撤退しました。そして今また7月16日から香港便が毎日1往復を週2便に大きく減便する予定です。

 いくら観光日本ブームとはいえ、岡山と香港をダイレクトに行き来するお客が毎日1便運航するほどいるとは思えず早晩減便は避けられないと思っていましたが早くも現実になりました。岡山県が主体になって需要喚起を呼びかけても無理なものは無理という気がします。

 ところが香港便減便と入れ替わりに新規にタイガーエア台湾が台北と岡山の間に7月14日から定期便を就航させるといううれしいニュースが飛び込んできました。私の予感ではこの便は、北京や香港便と異なり長期的に安定した運航が見込めるのではないかという気がします。

 その理由はまず第1にLCC(格安運賃航空)であること。片道の料金は5300円(税別)からと報じられています。ここがかつて就航していたエバー航空との大きな違いです。往復で1万円ちょっと、税や空港使用料など加算しても岡山台北往復運賃が2万円で収まることになります。

 第2の利点として、LCCは片道運賃をベースにしているので日程やルートが利用者のニーズにあった選択ができることです。岡山から出発し帰りは大阪や東京経由という周遊ルートが格安で成り立ちます。これは観光旅行でもビジネスでも大変な利点です。ひとつだけ注文を付けるとしたら、予定では月、木、日の運航で最低でも台湾に3泊せざるを得ず、早期に2泊3日の旅行ができる運航体制にしてもらいたいと思います。

 これまで数度台北を訪問しましたが、台北ほど安全で気軽、日本での日常感覚のまま旅ができる外国の都市はほかにないと感じました。お年寄りだけでなく飲食店の若い従業員も日本語で対応してくれることが多く、言葉に不自由しません。また大陸中国と違い人々の表情が明るく穏やかなのも旅行者にとって何よりのサービスです。

 台北線によって人が動くだけでなく双方のおいしい農産物、海産物が岡山と台北の店に並ぶことも大いに期待しています。

本誌:2016年6.20号 15ページ

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