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お土産物のマナー

笑顔で素直に受け取るのもマナー

お立場ある貴方様にお会いになる時、お相手は貴方様がお思いになっていらっしゃる以上に、緊張をなさっていらっしゃいます。貴方さまにお会いになる前に、前もって、マナーについてお考えになり、贈答品を渡す時にも、失礼がないようにと心配りをなさっていらっしゃるのです。現に、大変にお世話になっているお方へ対しての贈答品の渡し方やタイミングについての質問を受けることは、営業職のお方からは多々あります。

お立場ある貴方様も、基本のマナーについて心しておきましょう。また、貴方さまに対して、最大の敬意の現れとして、贈答品の渡し方やタイミングについて、気にかけていらっしゃるお方に、気が付いてさしあげるのも、お立場ある貴方様の裁量の一つと言えます。
例えば、和室にて、改まって頂戴する雰囲気ではなく、靴を履いているオフィス内をイメージしてみて下さい。貴方さまと、お会いになるお相手が、貴方さまへ贈答品をお渡し下さいました。

上記で述べてきましたように、お相手は貴方様にお会いになることに大変緊張していらっしゃるのです。貴方様が、すんなりプレゼントを受け取って下さるか否か、どのような反応をなさるのかも、お相手は大変気にかけていらっしゃる、緊張の瞬間です。(たかが、ちょっとしてお土産物でと貴方様はお思いになるかもしれませんが、お相手にしてみれば、大きな緊張であることを理解してあげましょう)

社交辞令の一環として、大変困ったようなお顔つきをなさり、「いやいや、そのようなお気遣いはなさいませんように・・・」との言葉をなさることはないでしょうか?

貴方さまは、余分な出費をさせて申し訳ないな。とのお気持ちであったり、社交辞令の一環での申しわけなさを表す、しかめっ面。なのでしょうが、お相手から致しますと、受け取って頂けるか否か、大変心配なタイミングなのです。

マナーは時代の流れとともに変化していくと言われております。お見舞いのマナー、訪問のマナーも時代とともに変化してきております。

日本古来の「わびさび」も、素敵な文化ではありますが。ちょっとしたお土産物に関しても、笑顔で素直に受け取ってさしあげるのが、現在のマナーの傾向です。笑顔で感激の表情で受け取って差し上げますと、そのお土産物に関する、お相手の思いや、品物に関する情報も、お相手が緊張せずにお話しになることでしょう。貴方さまの情報も増えるきっかけになります。

また、この度の例題は洋風の場での設定ですので、その場で包装を開封し、すぐにその品物に目を通し、その場でも一度、感激の言葉(お相手を褒める言葉)を添えることにより、貴方さまは、大変社交的で、お相手に対するお見やりのある方であるとの、好感を与えることとなります。

下記に贈答品(お土産物)の基本マナーをご紹介致します。どうぞご参考になさって下さいませ。 

お相手に渡す時のマナー

①玄関先で渡すべき贈答品
・土のついている物(鉢植えのお花)
・冷蔵庫にすぐに保管する方が良いお品(アイスクリーム・生クリームたっぷりのケーキ・
・鯛やアワビなどの魚介類)

②お部屋にて渡すべき贈答品
・冷蔵庫にすぐに保管しなくても良い物(お饅頭、クッキー)
・食べ物以外の贈答品(金銭を含む)

贈答品の受け渡しのタイミングの基本マナーは、お話しを始める前に渡す。が基本です。

お相手から頂いた贈答品を受け取るマナー

①熨斗のある贈答品(和風)
その場で、開封せず、上座に置くようにします。
②リボンのついている贈答品(洋風)
その場で開封し、感謝を述べます。

河村まどか
礼儀作法教室ドルチェ・フィニッシングスクールを主宰。岡山、山口に教室を持つほか、企業研修など全国で出張レッスンを開催。ホームページはhttp://dolce-fs.net メールアドレスはinfo@dolce-fs.net

本誌:2014年1.27号 19ページ

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