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立場のある人の間違ったマナー

 これから暑い季節になってまいりますと、帽子やサングラスを着用なさることもおありと思います。帽子やサングラスは、目上の人などに挨拶をする時には帽子やサングラスは外すのが礼儀であることは、私がお伝えするまでもなく、皆さまご承知のことと思います。

 そして頭の片隅に置いて頂きたいのが、男性であっても女性の帽子のマナーです。女性の帽子の着用は、お洋服の一部、ヘアースタイルの一部などファッションの一部とみなされる時は、洋服のマナーとして認められております。お立場ある貴方様ゆえに、女性に対しても良かれと思い、注意を促してあげることもおありでしょう。深い知識のもとで、他者に注意をすることが望ましいと思います。 

 マナーについて詳しく学んでまいりますと、お立場あるお方から、ごもっともらしく間違ったマナーの知識を伝えて頂くことが、私の経験上多々ございました。お立場ある貴方様の発言ですので、貴方様からの忠告はお相手にもしっかり記憶されることでしょう。マナーに関して深く知識を得ておくことをお奨めいたします。

 この度は、お立場ある貴方様だからこそ、自ら礼儀正しい行動をして頂きたく思い、和食料理店などで、靴を脱いで上がる際のマナーについて確認を致したいと思います。どなた様も御存じであろう基本の行動です。周囲の皆さまのご厚意に甘えすぎず、(いつも周囲の人に靴を揃えて貰って当たり前)ご自身で、スマートに行動できるようになさって下さい。

 ※とは言え、下足番のお仕事のお方がお仕事としてなさる場合には、お願いをするのがマナーです。永年愛用のお気に入りの靴であっても靴の中が美しい状態であるようにお手入れをしておきましょう。

○靴を脱いで部屋にあがる時のマナー

 時間・手土産・上着を脱ぐタイミングなどは、他社を訪問する時と同様ですので、この度は説明を省きます。

 中にいらっしゃるお方に背中(お尻)をむけないように上がります。したがって、正面を向いて靴を脱ぎ、正面を向いたまま上がることになります。☆上がった後に両膝をついてしゃがみ指先を出入り口の方に向けて靴を揃えます。この行動がご自身で出来るようにしましょう。ビジネスマナーの基本中の基本を御存じのお方なら誰しもなさっていらっしゃるでしょうが、お立場ある貴方様ゆえに疎かになさっていらっしゃることはないでしょうか。その時に手荷物などは、一旦床の上に置いて構いません。スリッパが用意してある時は、靴をきちんと揃えた後に行います。

 社内の皆さまは、研修をお受けになり心得ていらっしゃる事であっても、お立場ある貴方様は、そのような研修を受けることなくお過ごしになっていらっしゃり、御存じない状況では残念です。研修先の従業員のお方から、小さな声で「うちの社長にマナーの指摘をして下さいよ~。誰も言えなくって」と、お聞きすることが多々あります。

 貴方様に限って、従業員のお方からそのような発言が出ることは、おありではないことを願っております。

河村まどか
礼儀作法教室ドルチェ・フィニッシングスクールを主宰。岡山、山口に教室を持つほか、企業研修など全国で出張レッスンを開催。ホームページはhttp://dolce-fs.net メールアドレスはinfo@dolce-fs.net

本誌:2013年6.17号 23ページ

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