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連載記事

社内の社交マナー

“部下の立場に立って”も必要

新年、あけましておめでとうございます。

新しい年を迎え気分新たに従業員の方々にお話しをなさる時も、気分が高まりまた、お若い社員にいつもに増してアドバイスをしなければと思っていらっしゃる方も多いことと思います。

しかしながら、社員の方々が同じ気分になっていらっしゃるとは限りません。かつて、酒場での語らいがコミュニケーションツールでありお若い方々に心を開かせアドバイスを聞き入れさせやすい方法だったのに比べ、新年会の後の2次会での上司の言葉を、ただの口うるさい上司の愚痴だとしかとらえない方が増えているとのお声を、経営者の方々から聞くことも多く感じます。

私はその事に対し、経営者の方から長い愚痴を聞く事も多々あります。だって、そんな言い方貴方がするから部下は嫌なのよ。新年気分新たに拍車をかけ、もっとその愚痴っぽさを部下にぶつけるつもり~。
それが私の本音の言葉です。

社交のマナーは、取引先のみでなく、部下に対してもなさるべきではないでしょうか?だって同じ大人の人間ですもの。お客様の立場に立っての心使いが接遇マナーであれば、仕事にプライドを持っているプロは、社内においてもなさっておりますでしょ?

①部下に話しをさせてあげる。
☆取引先の○○さんには、挨拶に行ってきたか?
★いえまだです。
☆なんで行かないんだ!

良い例
☆どうした? 今日は忙しかった?(部下を気遣う言葉)
★今日は、○○をしておりまして~(言い訳をうなずきながら聞く)
☆そうか、○○をしていたのか。ご苦労様。(言い訳の言葉であってもきちんと相手の言葉を繰り返してあげて言葉でねぎらいの言葉をかける。)
☆取引先の○○の方に先に行ってたらどうだったと思う?(答えを上司側が先に言ってしまうと、攻め立てているように部下は思い、ドキドキしながら理論的な言い訳を考える時間として頭を使っていきます。そうして、口うるさい頭ごなしに話しをする貴方を、部下はどんどん嫌いになっていきます。)

 企業研修において
 ☆いつも同じ事を言っているのに、部下が聞いてくれなかったんですよ。やっぱり、外  部の人に言ってもらうと、聞くんですね。 と、経営者に言われることがよくあります。実は、わたくしは訓練をして得た社交のマナーとしての、会話の仕方を使用しているのです。おじさんの言うことは聞きたくないけど、外部からやってきた、もの珍しい女性の言うことは聞く。ではなかったのです。実際には、その職業に精通していらっしゃる、大先輩に貴方様のアドバイスの方が、良いに決まっています。貴方は怒っていないでやさしくおっしゃっているつもりでも、部下が威圧感を感じているのです。外部のクレームと同じです。お客様が感じが悪いとお思いになれば感じが悪い事を認め改善をしなければならないように、部下が貴方様を話し辛い、怖いと思っていらっしゃるのであれば、改善をしなければならない新たな時代の流れになっているのではないでしょうか?

②新年新に机の配置変えを。
部下を机について報告を受ける時。
部下の真正面に座るのではなく、机の角(90度)の位置に座ります。威圧感を与えず、相手の気持ちを正直に報告させる時に有効的です。

③頭ごなしでなく、心の広い貴方のイメージを与える。
結論に達するまで、言い訳の会話が長くついつい、なんでなんだ?と、結論に詰め寄って聞きたくなる時。
相手が話している内容について、ここまでの話しは○○ということでよいかな?と、疑問形にして思いやりを持って要約をしてあげる。
悪い例。○○ということだろ?
良い例。○○ってことで良いかな?
同じ疑問形であっても、頭ごなしの言葉は、部下が威圧感怖さを感じ、本音の報告が出来なくなり、どんどん言い訳を考えます。

④ご自身の腕の長さより部下の近くによらない。
それでなくても、貴方のようなすばらしいお方と話しをするのは緊張をし萎縮します。相手に緊張をもたらした状況では、本音の報告は聞けません。

以上、新年あらたに、貴方自身がより一層魅力を増されますと、部下も益々貴方様を好きになることでしょう。

社交のマナーは、外部の人にだけでなく恋愛にも仕事にもお役立て下さい。

河村まどか
礼儀作法教室ドルチェ・フィニッシングスクールを主宰。岡山、山口に教室を持つほか、企業研修など全国で出張レッスンを開催。ホームページはhttp://dolce-fs.net メールアドレスはinfo@dolce-fs.net

本誌:2011年1.24号 19ページ

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