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埋蔵金

 総選挙も終わりいよいよ鳩山民主党政権が発足します。子ども手当や農業所得保障、高速道路の原則無料化など莫大な金が必要な政策を消費税アップなしに実現するためには、予算案の組み替えはもちろん、いわゆる「埋蔵金」の発掘も必須です。

 民主党の目論見通りの財源が果たして確保できるかどうか、いやぜひともどこからか絞り出してマニフェストに答える義務が民主党にはあります。

 これは家計でも同じことです。7月、両親のところに届いた郵便物を点検していたら損害保険の契約更新証書が出てきました。「知らなかったなあ、損保に入っていたなんて」。

 そういえば2001年の春、私が親の介護を始めたころ母が風呂の脱衣場で転倒し大腿骨を骨折、2カ月ほど入院しました。同じ年の暮れ、今度は父が台所で転倒し慢性硬膜下血腫で入院手術をしたことがあったのも思い出しました。

 もう10年近く前のことなので無理かなと思いつつ保険会社に連絡を取ったら、「特に時効はありません」ということでさっそく請求しました。その結果120万円の保険金が支払われました。

 確定申告。年明け早々、両親の確定申告をしなければならないと思いつつ7月まで放置していたら、高額な所得税、市県民税が賦課されただけでなく、後期高齢者医療保険の自己負担料率が1割から3割になったうえ、障害者医療費の上限も大幅アップ。さらに介護保険料も重くのしかかってきたのであわてて申告しました。

 その結果、税の還付だけでも50万円ほどあり、各種埋蔵金の合計は200万円を超える結果になりました。

 もっともこうしたお金は埋蔵金というより、両親の後見人としての私が職務を怠った結果の当然の不利益を回復しただけの話ですが、放漫経営の家計でさえ探せば出てくるものです。まして国レベルで無駄を排除すればどれだけ埋蔵金が発掘できることか、結果を見せてください、鳩山さん。

本誌:2009年9.14号 12ページ

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