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[社会保険料] 休職中の社会保険料を賞与から

Q 我社で6月から休職している従業員がいます。就業規則で、「休職期間中は賃金を支給しない。」となっているので6月分の社会保険料が控除できません。夏の賞与から6月分の社会保険料控除を一緒に控除しよう思いますが、何か問題がありますか。

賞与からの控除は無理

A 毎月の社会保険料は、健康保険法で「事業主は,被保険者に対して通貨をもって報酬を支払う場合においては,被保険者の負担すべき前月分の標準報酬月額に係る保険料(被保険者がその事業所に使用されなくなった場合においては,前月及びその月分の標準報酬月額に係る保険料)を報酬から控除することができる。(法167条第1項)」となっています。また、賞与の社会保険料は、「事業主は,被保険者に対して通貨をもって賞与を支払う場合においては,被保険者の負担すべき標準賞与額に係る保険料に相当する額を当該賞与から控除することができる。(法167条第1項)」となっています。つまり、「毎月の保険料は毎月の給与から控除」、「賞与の社会保険料は賞与から控除」となっているのです。ご質問の6月の社会保険料を賞与から一緒に控除することはできないということです。厚生年金保険法にも同様の規定(厚生年金保険法第84条第1項・第2項)があります。

では、どのような方法があるかと言えば、(1)本人の同意、これが一番手とり早いですよね。ただ、入院等なかなか本人に連絡が取れないこともあるので、当前に控除したいということでしたら(2)労働基準法第24条に「前段省略 当該事業場の労働者の過半数で組織する労働組合があるときはその労働組合,労働者の過半数で組織する労働組合がないときは労働者の過半数を代表する者との書面による協定がある場合においては,賃金の一部を控除して支払うことができる。」となっているので、労使協定を締結されて控除するという方法もあります。

双田社会保険労務士事務所所長
双田 直氏
岡山市野田4-1-7
TEL086-246-6064

本誌:2007年夏季特別号 41ページ

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