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[オフィス] 格安・無料オフィスソフト登場

Q ワードやエクセルなどのソフトを安く使う方法はありますか。

 Webブラウザから利用可能

A パソコンはずいぶん安くなったが、ソフトは、なかなか安くならない。そんな中、奮闘しているのがソースネクストだ。毎年更新が必要だったウイルス対策ソフトで初めて更新費用を不要にした「ウイルスセキュリティZERO」を発売し、大ヒット。ノートンとウイルスバスターの牙城を崩し、シェア第1位に躍り出た。ウイルスの検知能力では、やや劣ると評価されているものの、動作が軽いのが魅力だ。

 そのソースネクストが、ウイルスソフトに続いて、またやってくれた。独占的なシェアで価格も割高なままだったオフィスソフトだ。5月14日、米国ThinkFreeが開発した無料オンラインオフィスソフトのβ(ベータ)版を公開した。Webブラウザからワープロ、表計算、プレゼンテーションの3つの機能が利用でき、マイクロソフト「Office」とのデータの互換性が高いのが特徴だ。正式なサービスを始める9月までに100万ユーザーの獲得を目指している。

 新サービスの名前は「ThinkFree てがるオフィス」と言い、Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)を利用したWebベースのオフィスソフトだ。インターネットに接続したパソコンがあれば、Webブラウザから文書作成などが行える。作成した文書やデータは、無償提供する1Gバイトの保存スペースか、自分のPCに保存できる。これを使えば、新たにワードやエクセルを購入する必要はない。ただし、現在はテスト版で英語がベースになっており、あまり使い勝手がいいとは言えない。正式サービスが始まる9月を待ちたい。

 メリットはまだある。ネット上で利用するなら、パソコンのデータ容量が不要という点だ。さらに、出張先などでもネットに繋がるパソコンさえあれば、自分のデータにアクセスできる。また、データを共有できる点も見逃せない。

 同様のサービスは、既にグーグルが開始しており、米国では、最近パワーポイント互換のプレゼンソフトも公開されており、かなりのインパクトを与えているようだ。激安ソフトで日本に参入した中国のソフトメーカーのキングソフトも格安Office互換ソフトを発売している。無料ではないが、3,480円か4,980円と格安だ。

 選択肢が増えるのはユーザーには喜ばしいことであるし、寡占市場参入の参考事例としても非常に興味深い。


(株)サイトウジムキ社長
斎藤謙次氏
倉敷市児島駅前1-22-3
TEL086-474-2700

本誌:2007年6.11号 29ページ

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