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ジョンべネちゃん殺害事件

 10年前、アメリカを騒然とさせた美少女殺人事件が今また全米のトップニュースになっています。両親にまで疑いがかかった事件の容疑者がバンコクで逮捕されたというのですから、センセーショナルにならないはずがありません。

 コロラド州に住むジョンベネ・ラムジーちゃんがクリスマスに自宅で殺された時、彼女はわずか6歳。首をかしげてシナを作る様子、目線の動き、腰の振り方など全てが成熟した大人の女性そのもの。マリリン・モンローのミニチュア人形がブラウン管の中で踊り出したのかと目を疑いました。

 そして10年後の「犯人」逮捕劇。「犯人」とカッコ付きなのはジョン・カーという容疑者の言動やアリバイに不審な点が多く、ジョンベネちゃん殺害はこの男の妄想ではないかという疑惑も出てきて、事件をますます数奇なものにしています。

 それにしても、ワイドショーで繰り返し流されるジョンベネちゃんの幼いセックスアピール丸出し映像を見ていると、彼女の両親には娘がロリコン犯罪の餌食にされるのではないかという、親ならではの防衛本能が働かなかったのか、不思議でなりません。

 しかし、幼い子供に扇情的な衣装を着させてテレビに晒す親は何もアメリカに限ったことではなく、幼女ポルノ大国の我が日本でも事態は深刻です。

 子供をわずかなお金のために見せ物にして平気な社会風潮、これこそが真犯人という気がします。

本誌:2006年8.28号 14ページ

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