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[オフィス] 「スカイプ」が電話を変える

Q. IP電話が脚光を浴びていますが、さらに通信コストを削減できるツールはありますか。

電話代無料の革命的ツール

A. 電話代0円時代の到来だ。IP電話が格安、そんなレベルではない。なんと無料!「スカイプ」(http://web.skype.com/home.ja.html )というサービスである。無料ソフトをパソコンにダウンロードし、家電量販店などで2,000円弱のハンドセット(ヘッドフォンにマイクがついたもの)を買うだけ。それを、パソコンのジャックに差し込む。自分の名前やIDを登録すれば、準備完了。相手のIDがわからないと電話をかけることができないので、事前に知っておく必要はある。

 初めて電話をしたときには、その音質の良さに驚いた。固定電話と携帯電話の中間という感じだ。ネット電話というイメージから連想するより数段いい音質だ。さらに4人までなら会議通話もできる。

 便利な機能はこれだけではない。携帯電話の短縮のようによく電話をかける相手を登録しておけるし、許可した相手だと相手がオンラインになったら通知までされる。つまり、ああAさんは今電話しても大丈夫だとわかるのだ。

 渦中の企業であるライブドアは、ここでもいち早く手をつけている。「Skype─世界規模の電話代無料革命」という本が新紀元社から出ているが、堀江貴文社長は帯にコメント入りで登場。「スカイプは既存の通信業界を粉々に破壊してしまうであろう」という衝撃的なものだ。さらに、ヘッドセットや電話機を販売するネットショップも用意している(ライブドア スカイプ http://skype.livedoor.com/ )。

 今はちょうどEメールの始まりとよく似た状況で、まだまだ使える相手が少ない。相手のスカイプIDが分からないからだ。しかし、少なくともEメールの普及を上回るくらいの相当な勢いで普及しそうである。日本全国はもとより、海外の相手とも無料で話ができるというのは驚異的だ。
 
 スカイプが普及すると、電話会社にとっては大変頭の痛い問題となるだろう。まさに黒船来襲。「既存の通信業界を粉々に破壊する」という堀江氏の話はあながち大ボラとは言えない。社内は言うまでもないが、電話で相談を受ける弁護士など長時間の電話が無料でかけられるとなると顧客が喜ぶのは間違いない。「まだスカイプを使ってないの?」そういう会話を交わす日は、そう遠くない。


(株)サイトウジムキ社長
齋藤謙次 氏
倉敷市児島駅前1-22-3
TEL086-474-2700

本誌:2005年3.21号 43ページ

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