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企業・事業紹介㈱ケイアイリンク社長 池田 光陽氏

店舗拡充で法人契約数270社突破 メリットは福利厚生、採用

 24時間営業のスポーツジム「RETIO BODY DESIGN(レシオボディデザイン)」が、健康ブームから同業が林立する環境下で会員数1万2000人、法人契約数が270社を突破するなど順調にシェアを伸ばしている。特に法人契約は、近年急成長を見せている。運営会社㈱ケイアイリンク(岡山市)の池田光陽社長に好調の秘訣や法人契約のメリット、今後の展開を聞いた。

□レシオの現状。

 2017年11月に岡山市北区問屋町に1号店を出店して以来、県内8店舗のほか、兵庫県2、広島県3、静岡県2の合計15店舗を展開。7周年を迎える11月には総社店の出店を予定しています。

 16店舗の中で、直営店は問屋町、東岡山、福山春日の3店のみで、フランチャイズ(FC)加盟企業を募り店舗網を拡大してきました。離れた静岡県に店舗があるのも既存オーナーの意向からです。県外でも支持され好調に会員数を伸ばしていますが、県内は残り1店舗程度で出店を一時ストップする計画で、今後は既存店の強化により注力していきます。

□好調の秘訣は。

 24時間ジムは、スタッフが少なくトレーニングマシーンの使用方法のレクチャーが受けられないのが一般的ですが、レシオはおせっかいなまでに顧客目線のサービスを心掛けているのが最大の特徴です。新規客の大半はジム初心者の方で、マシーンに触るのが初めてです。正しいトレーニングのフォームや適切な重量設定、回数などを丁寧に教えることで効果が生まれやすくなります。
 また、無料の食事セミナーも大半の人に受けてもらっており、運動と食事の2つを組み合わせることで、太りにくい体をつくることができ、目に見えて結果が出るので継続するという好循環が生まれます。大手企業では、スタッフ数が多い分、そこまでの教育はできにくく、スタッフの対応力や知識が差別化につながっています。

□法人契約が伸びている。

 レシオの法人契約は、専用の入館カードを社内で共有利用してもらい、社員全員が利用できるものです。他社の場合、社員が利用した際に割引を適用する契約が多いのでより気軽に通える制度としました。入館カードは全店で共通利用できるため、職場や自宅の近くなど通いやすい店舗に通えるのも特長です。県内の店舗数が増えていくのと比例して法人契約数も伸びてきました。
 企業が導入するメリットは、「福利厚生」、「採用」、「節税」の3点が大きいと思います。労働人口が減少する中、社員に長く健康に働いてもらう健康経営はすべての企業に必要なこと。月額3万250円(税込み)という手ごろな価格で福利厚生と節税につながり、求人情報に記載することでプライベートも重視する若者の採用にもプラスの効果を生み出せます。

□今後の展開は。

 レシオの会員は9割が初心者で、男女比率は半々ですが、新規出店店舗では、女性の方が多い傾向にあります。さらに女性が通いやすくなるよう、ピラティスの設備を随時全店に導入していく計画です。また、パーソナル需要も高いため、㈱WORKOUT(東京都)とフランチャイジー契約を結び各店にパーソナルトレーニングジム「REAL WORKOUT」の個室を順次設置していっています。さまざまなニーズに応えられるジムに進化させていきます。
 ヨーロッパでは、「ジム」よりも「クラブ」という呼び方が浸透しており、ラウンジで一日中仕事をしていたり、食事を楽しんだりと気軽に通える場となっています。レシオも、運動するだけではない「ライフスタイルクラブ」と呼べるような施設を目指します。これからも新たなスタンダードをつくり続け、個人、法人を問わずジムと言えばレシオがまず思い浮かぶようにしたいですね。


法人契約ユーザーの声

①備商㈱ 取締役官需事業部長 今田 潤一郎氏

筋肉話が共通の話題に

 当社では、カロリー控えめなヘルシー弁当の導入や、ダイエットサークルの設置など健康経営を推進しています。そんな中、ケイアイリンクさんから提案を受け、運動習慣をつくるきっかけになればと会社近くにできた「岡南店」のオープンと合わせて2022年7月に法人契約を結びました。

 4~5人が定期的に利用しており、週末には契約している8ライセンス分の入館カードがすべて持ち帰られることもあります。明るい店内で、女性スタッフも多く、女性社員も通いやすいのがいいですね。

 私は、今までジムに通った経験がなかったのですが、若い社員に誘われて行ってみたところ、体組成計で体重以外のさまざまな数値が分かり、仲間同士でアプリを使って変動を競えることがモチベーションとなりはまりました。今では、定期的に筋トレをしないと気持ち悪いくらいです。2年間で上半身が大きくなり、社内や営業先で筋肉話で盛り上がることもあり、共通の話題となっています。


②㈱大組 代表取締役 大森 将平氏

採用面の効果にも期待

 福利厚生の充実を進める中で、社員にヒアリングしたところ「ジムに興味はあるけどなかなか一歩が踏み出せない」という声を聞き、「赤磐店」のプレオープン時に見学に行き法人契約しました。本格的なジムは、ダイエットや軽い運動目的の人には敷居が高いイメージがありますが、レシオは白を基調とした店内で誰もが気軽に通える雰囲気だったことが決め手です。

 7月頃から社内に本格導入し、男性3人、女性1人の4人が定期的に利用しています。工場勤務の60代男性も有酸素運動を目的に通うなど年代を問わないのも魅力です。私は、追加料金を支払い、パーソナルトレーニングを契約し、週1回のペースで通っています。夏場は、現場で汗をかいた後の運動を嫌がる人もいるので、これから涼しくなれば利用者も増えるとみています。仕事上がりにみんなで行くサークル的な利用の仕方も検討したいですね。

 月額3万円程度の少しの負担で福利厚生として対外的にPRできるようになるのはありがたく、採用面の効果にも期待しています。


③税理士法人おかやま創研 倉敷中央オフィス サブリーダー 谷口 優人氏

運動不足解消できありがたい

 倉敷中央オフィスは、2022年8月にくらしき中央税理士法人が税理士法人おかやま創研に吸収合併され誕生しました。合併前からおかやま創研では、レシオと法人契約を結んでおり、「倉敷でも使えたらいいな、うらやましいな」と思い、相談したところ、入館カード2枚が配分され数人が玉島店を利用していました。そんな中、オフィスのすぐ北側に「倉敷店」がオープンしたことを受け、全体の入館カードの契約枚数を増やし本格的に利用できるようになりました。

 気軽に行ける距離のため、4人くらいが頻繁に利用しており、女性スタッフも通うことを検討しているようです。私は、自宅近くのジムに通っていたのですが、これを機にレシオに切り替えました。スタッフの接客レベルの高さと、フリーウエイトなどマシーンが充実している点が気に入っています。

 当法人は、税理士事務所では珍しく午前10時~午後3時のコアタイム以外は自由に勤務できるフレックスタイム制を導入しており、ジムに通いやすい職場環境です。運動不足になりがちな業務だけに法人契約は非常にありがたいです。

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