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連載記事社説

地元メディアが果たす役割

 ㈱天満屋(岡山市)が岡山本店6階に新設したイベントスペース「isen plus」で、パネル展「天満屋のあゆみ展」が開催された。岡山市・西大寺で創業し小間物屋、呉服店を営んできた天満屋の195年の歴史を振り返るもので、会期後半には弊誌に掲載された過去約60年間の新春広告のバックナンバーが展示され、当時を懐かしむ買い物客の姿が見られた。

 和服姿の女性が新年のあいさつをする定番デザインからカラフルなイメージの女性、家族のだんらん、メッセージ性の強いもの…と、60枚の広告が並んださまは壮観。広告はその時代を反映したものが多く、このコンテンツだけで一つの企画として十分に成り立つと感じられ、手前みそではあるものの、周年イベントに少しばかり貢献できた思いだった。

 今回の企画は、弊誌のバックナンバーのアーカイブを活用したものだが、天満屋のような老舗企業でさえ、古い資料は社内に一部しか残されておらず、同時に展示した歴代の包装紙なども同様の状態という。

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本誌:2024年7月22・29日号 33ページ

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