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特集[サステナブル特集] 桃太郎部品

樹脂のCar to Carリサイクル推進 部品アップサイクルの連携先募集

 ㈱桃太郎部品(岡山市)は、廃自動車から取り外した再使用可能な部品販売事業を展開している。

 外装は目視で検品し、機能部品の一部は自動車スキャンツールを使いコンピューター検品を行い保証付きで販売する。EVのバッテリー残量なども数値化できる。

 部品を取り外した後の資源は、サーキュラーエコノミーとして世界的な流れとなっている水平リサイクルの一環として、再資源化して新車製造の部品に戻す「Car to Carリサイクル」を実践しており、バンパーや内張などの樹脂のリサイクルに注力。専用破砕機を導入して車から取り出した樹脂類を素材の種類ごとに選別、洗浄後にチップ状に粉砕し原料に加工して提供している。将来的には、自社内でのその他の品目の資源リサイクルも見据えている。

 また、「廃車王 岡山北店」として、どんな車でも無料見積もりで買い取りを行っており、全国の有志とテレビCMを放送するなど利用を促進。そのほか、社会貢献活動の一環として瀬戸内オリーブ基金と連携して瀬戸内の海を守る活動を行っている。岸本恭秀社長はアップサイクルにも関心を持っており、「自動車部品で価値を高められるアイデアがあれば気軽に連絡して」と話している。

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本誌:2024年06月10日号 11ページ

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