WEB VISION OKAYAMA

巻頭特集日本カバヤ・オハヨーホールディングス

気候変動対策特化型ファンドへ出資 スタートアップとの協業通じ事業価値向上を推進

 日本カバヤ・オハヨーホールディングス㈱(岡山市北区駅元町1-4、野津基弘社長、資本金1億円)は、米国シリコンバレーのベンチャーキャピタル「Third Sphere(サードスフィア)」が組成したクライメートチェンジ(気候変動)対策特化型ファンドへ出資。世界のスタートアップとの協業やその技術を活用し、事業価値向上を目指している。このほど、ジェトロの招きで来日した、サードスフィア共同創設者兼マネージングパートナーのストンリー・ブルー氏と野津社長が東京都内で会談し、今後の連携協力などについて意見を交わした。

 脱炭素にかかわるテクノロジー系企業や、その企業の温室効果ガス削減関連のソリューションの総称「クライメートテック」が、アメリカを始め世界的な成長市場として注目されている。その市場規模は現在、世界全体で約330兆円とも言われ、日本でも2022年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2022」でGX(グリーントランスフォーメーション)の推進が盛り込まれた。2050年のカーボンニュートラル実現へ、今後10年間で150兆円超の官民投資実現を目指しており、世界初の国が発行するトランジション・ボンドを発行し、再生可能エネルギーの導入拡大に向けた技術革新、水素などの新たなエネルギー源など、民間投資の先導役となる研究開発技術実装等に、20兆円規模の国による先行投資を実施している。

会員申し込みはこちらから

PAGETOP