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- VISION OKAYAMA 2023年8月28日号
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中古品の価値高めリユース促進 岡山県リペア協会と業務提携
ファッション古着買い取り、販売の㈱ベクトル(岡山市北区駅前町1-8-1、村川智博社長、資本金5000万円)は、8月8日のサステナブルファッションの日に合わせ、岡山県リペア協会(佐々木翔平会長)と業務提携し、リペアサービスを導入した。
「ゴミバコのないセカイへ」をミッションに、20年以上に渡りリサイクルショップ「ベクトル」を通じてファッションのリユース事業を展開してきたが、修理して使い続けたいという顧客需要に応えるために提携した。
リユース・リペアの啓もう活動を協力して行うほか、店舗でのリペアの受け付け、ベクトルが買い取った服や靴、服飾雑貨品、楽器などを修理して商品価値を高める取り組みを順次開始。今後は不用品や廃棄物を再利用して、以前よりも付加価値の高い商品を生み出す「アップサイクル」の事業化に向けた協業も見据える。
提携の第1弾として同日から、岡山市北区平野976-1で運営する総合買い取り専門店「エコスル庭瀬店」で洋服のリペア受け付けを開始。同協会員の㈲馬野(岡山市)が展開する「洋服直しのリフォームランド岡山」と連携し、ズボンやシャツの丈詰め、サイズ調整などに応じる。近く、バッグなど革製品の補修受け付けにも対応していく予定。
同協会は昨年9月、県内のリペア関連会社10社で発足。日本社会に修理・修繕して使い続けるリペア文化を創出することを目指し活動している。佐々木会長は「日本人が昔から続けてきた、ものを大切に使う“もったいない精神”を広めるための足掛かりになれば」と期待する。
ベクトルは、SDGsの到達度合いを評価した「Sustainable Development Report2022」で日本が6項目で「深刻な課題がある」と評価されていることから、目標12の「つくる責任、つかう責任」、13の「気候変動に具体的な対策を」、17の「パートナーシップで目標を達成しよう」など5項目達成に貢献しようと、さまざまな企業とのパートナーシップを結んできた。村川社長は「ものを大切に扱うリペアはSDGs到達にも重要で、県内企業との連携は心強い。協業することでサステナブルファッションナンバー1の企業を目指したい」と話している。
サステナパートナー募集
ベクトルは、サステナブルの輪に参加するパートナー企業を募っている。
旅行代理店や商業施設、サービス業など業種・業態を問わず募集。物と旅行の交換や、買い取りイベント、買い取り窓口などさまざまなアライアンスを想定する。問い合わせは担当・矢野(電話080-5432-0803)へ。
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