友野印刷㈱（岡山市）は、紙製クリアファイルの提供などを通じ、企業のSDGs活動を支援している。

　同クリアファイルは、脱プラへの関心の高まりを受け、窓あき封筒などに使用されている紙を半透明に加工する特殊加工技術を応用して商品化。上質紙に企業のロゴマークや図柄などをフルカラーで印刷し、ファイル前面部分のみを半透明に加工して仕上げる。半透明にする箇所は細かく指定可能で、ロゴマークのみを透けずに残すなど複雑なデザインにも対応できる。サイズは、A4サイズ用の縦310mm、横220mm。価格は、1000枚の場合1枚当たり100円、1万枚なら同65円。

　また、昨年8月には、県下印刷会社で4社目となる国際的な森林管理制度「FSC認証」を取得。持続可能な森林活用や保全を目的とした制度で、適切に管理された森林から切り出された木材を使い、全工程を認証企業で加工した製品にロゴマークを付与できるもの。対象の森林から生産された認証紙を紙製クリアファイルにも使い、より環境に配慮した商品として価値を高めている。

　友野宏史社長は「大手企業、自治体を中心に導入が進んでおり、取り組みやすい環境活動として中小企業にも広く活用をアピールしていきたい」としている。

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