ビジネスセンター岡山㈱（岡山市）が展開している企業のIT部門アウトソーシングサービス「ITサポート」が、順調に契約数を伸ばしている。

　パソコンやサーバーなどIT全般に関する相談を電話やメール、訪問で解決に導くサービスで、メールが届かない、パソコンが立ち上がらない、セキュリティ警告が出るなどの日常の困りごとから、ネットワークやサーバー関連のサポート、社員の入退社時の各システムのアカウント情報の管理まで幅広く対応する。ルーティーン化している業務を請け負うことで、本来の業務に注力できる体制づくりを支援するほか、属人化の防止や担当者の急な退職時のBCP対策にもつながるメリットがある。IT専門部署がない、詳しい人が担当者になっているなどの中小企業の需要をつかんだ。

　初回打ち合わせ時に、ヒアリングを基にアウトソーシングできる部分を抽出して契約内容を確定。料金は、50人規模の事務所の総対応時間10時間の場合月額5万5000円、300人規模で同60時間の場合同33万円など。岡本匡史社長は「創業から50年間で培った技術を生かしさまざまな業務を請け負えるのが強み。かゆいところに手の届くサービスで幅広く支援したい」としている。

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