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連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~

一家に1台パルスオキシメーターを

 いっこうに収まる気配のないコロナ禍ですが、大都市を中心に再び医療崩壊が起きています。何万人もの軽症者は専門家による診察も受けられないまま在宅療養を余儀なくされています。発熱や喉の痛み、倦怠感、不安感におびえながら自宅でじっと体調が回復するのを待つしかない中、ニュースによれば東京都は食料品などとともに体温計とパルスオキシメーターを患者宅に届けることにしたそうです。

 一般家庭にも随分浸透してきたパルスオキシメーター。リアルタイムで血中酸素飽和度(SpO2)が計測できるという点で画期的な医療機器で、一昔前までは3万円ぐらいしていたものですが、今では数千円くらい、通販等で簡単に手に入ります。セルフ・ケア・アイテムとして、体温計、血圧計とともに日頃の健康状態を把握するための三種の神器と言っても過言ではありません。  

 高齢の母を在宅で介護していたとき、介護人の私に異変の兆候をいち早く知らせてくれたのはいつもこのパルスオキシメーターでした。見たところ熱もないし呼吸も普通なのにいつもは97%以上あるSpO2が94%以下ぐらいまで低下していたら必ず何かありました。

 在宅診療の先生が「しばらく様子をみましょう」と言われて帰られた後、「いや、このままでは手遅れになるかもしれない。救急車を呼ぶべきだ」と判断し、救急搬送をお願いし病院で検査したらすでに重篤な肺炎を起こしていた、などということが何度かありました。

 肺炎の発見に威力を発揮するパルスオキシメーターですが、長年母のSpO2を計測してきて、いくつかの大切なポイントを発見しました。

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本誌:2022年2月14日号 10ページ

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