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連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~

コロナ第5波が収束

 衆院選が終わり早くも11月です。週明け、選挙関係のニュースに混じって思わぬうれしいニュースがありました。11月1日の各都道府県別コロナ感染者数がすべての地域で1桁以下になったのです。21の県でゼロ人、東京9人、大阪7人、沖縄が1人と、夏の惨状から見ると様変わりの激減ぶりで全国計でもわずか86人です(NHKまとめ午後6時)。統計学的に言えば誤差の範囲で、第5波は完全に終了したと言えます。

 感染が激減した理由としてワクチン接種が進んだ、季節的要因が大きいなどという考え方もあると思いますが、私が「なるほど!」と思ったのは、10月30日に共同通信が伝えた国立遺伝学研究所と新潟大学のチームがまとめた「ゲノム変異、修復困難により死滅した」という説です。簡単に言うと新型コロナウイルスが持っているゲノムの変異を修復する酵素に関わる遺伝子が変化した結果、変異を修復できず死滅したという理屈です。

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本誌:2021年11月15日号 19ページ

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