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連載記事河村まどか マナー講座

コロナ禍のテーブルマナー

 時代の流れに敏感な貴方様ならば、この度の写真をご覧になり、疑問をお持ちになったことと思います。または、時代の流れではなく、コロナ禍以前であってもテーブルマナーとしてもお行儀が悪いのでは?とお感じになるお方もいらっしゃることでしょう。前者の貴方様と後者の貴方様のどちらの貴方様に合わせ、お伝えしていくべきなのか難しいところではありますが、常にマナーをわきまえていらっしゃる貴方様の周囲に、貴方様に恥をかかせる貴方様がいらっしゃらないために、マナーの観点からお伝えしてまいります。

 フォーマルな場所ではなおさらのことです。乾杯をする時には、グラスを“がしゃん”とぶつけて乾杯しません。ご自身の目の高さにグラスを移動し、にっこりとうなずいて下さい。今後は飛沫感染パネル越しでの乾杯の機会も増えてくることでしょう、グラスは“がしゃん”とぶつけるものだとお思いの貴方様がいらっしゃるならば、不覚にも飛沫感染パネルをお外しになる?そのようなことがない事を願っております。

 もてなす側の立場であるお方は接待を受けるお方よりも早いお時間に会食のお部屋に到着なさることでしょう。お店の方が十分なサイズの飛沫感染パネルをテーブルにご用意して下さっているのに、わざわざ飛沫感染パネルを外す指示をお出しになる?そのようなことは貴方様に限ってなさっておりませんね。接待をする立場ならば、どちらのお店のどのお部屋ならばどのような感染パネルのサイズであり、換気方法なのか全て把握しておくべき時代になってまいりましたね。

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本誌:2021年8月30日号 21ページ

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