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連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~

レジ袋有料化に異議あります

 7月1日から小売り店でのレジ袋の無料配布が禁じられ、まもなく2カ月が経とうとしています。レジ袋有料化は世界の趨勢であるし、日本だけがいつまでも環境に悪いとされるレジ袋を配り続けることもできなかったのでしょう。私も6月末によく行くスーパーで売り出されていたマイ買い物かごを買ってみました。

 マイかごの中にスーパー備え付けのかごをセットして商品を入れる、レジでは店員さんがレジを通した商品をマイかごにつめてくれる、そうすれば購入した商品をレジ袋やマイバッグに詰め替えることなく、そのまま車に乗せて帰宅できるので便利、とのことです。ところがせっかくのマイ買い物かごは一度も買い物で活躍することなく、今では脱衣所の洗濯かごに成り果てています。かさばる空のかごをわざわざ車に載せて店まで持参する不便さが耐えられないからです。

 では折り畳めるマイバッグはどうかというと、客や店員が触った商品をマイバッグに入れることに抵抗があるうえ、店にとっても万引きの温床になるマイバッグの普及はセキュリティコストの増加に直結するだけで積極的なメリットはないのが実状ではないでしょうか。

 有料化が始まり、古いレジ袋を持参したり、空き箱をもらってそこに入れたり、裸の商品にシールを貼ってもらってそのまま車に運んだりいろいろやってみましたが、結局今では毎度毎度レジ袋を購入するところに落ち着きました。1枚の値段は高々5円ですが、そのメリット、ありがたさは計りしれません。

 何よりも家庭ごみの処理に大活躍するので有料でも買う意味は大きいのです。岡山市が指定している黄色の有料ごみ袋にいきなり生ごみや個人情報丸見えの封筒類、衛生上気を使わないといけない犬猫の糞や紙おむつなどを入れることはできません。あまりにも生々しいごみをそのままごみステーションに出すのは回収業務を担当している業者さんに対してもずいぶん失礼なことだと感じます。

 それに、そもそもレジ袋などのプラスチック類は最新の焼却炉で他の生ごみなどといっしょに燃やすとダイオキシンを出すこともなく、また燃焼効率アップにもつながるとも聞きます。一見もっともな国のレジ袋政策も市民の安定したライフスタイルを大きく損なっていませんか?

本誌:2020年9月7日号 14ページ

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