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岡山プレゼント事情1

 日本でも12月のクリスマスと2月のバレンタイン・デーは贈り物をするようになってきた。この二つのギフト・シーズンに続くのは5月の第二日曜日の「母の日」であろう。

 この「母の日」を日本で広めたのは森永製菓である。森永製菓は1899年(明治32年)に創設された「森永西洋菓子製造所」に遡る。日本に西洋菓子を普及させることを目的として設立された。同社のホームページによれば1936(昭和11)年、「森永母を讃える会」を作り、諸団体と協力しながら翌1937年(昭和12年)に「母の日」の普及活動を全国規模で展開し「ありがとうお母さん」運動を日本で普及させた。この後第二次世界大戦へと向かうが、戦後復活しアメリカと同じ5月の第二日曜日として定着することとなった。

 筆者はアメリカ、ニュージーランド、イギリスに住んだ経験がある。日本・アメリカ・ニュージーランドは5月の第二日曜日であるが、イギリスは復活祭の3週間前の日曜日となっており、毎年日付は変わる。母親と一緒に食事をしたりケーキや花を贈ることが多い。

 岡山と全国の既婚の主婦へのアンケート調査によれば、プレゼントを贈っている人は岡山県が60.3%(毎年とほぼ毎年を足したもの)に対し全国的には48.6%と岡山の方がプレゼントを贈る人がかなり多い。では、母の日に何を贈っているのだろうか。岡山も全国も三大ギフト・アイテムは生花、雑貨、菓子類である。全国ではその順番が生花、菓子類、雑貨であり、岡山では生花、雑貨、菓子類の順となっている。

 次に購入方法についてみてみよう。全国的にはインターネットが主流となっているが、岡山は専門店や百貨店が多い。恐らく今後はインターネットに変わると予測されるので、既存の専門店や百貨店は今から対応をしておくべきであろう。金額的には岡山は全国と比べると1,000円から3,000円のギフトが多い。岡山の堅実な県民性なのだろうか。

 この調査から岡山の消費者の「母の日」についての特性をまとめると、①岡山は母親を大事にする人が多く、②花、雑貨、菓子類を贈っているが、③購入場所は専門店や百貨店が多く、④金額的には比較的安い3,000円以下のギフトが多い、ということになる。購入場所は今後インターネットが拡大すると予測されるので既存店はネット対応が急がれる。

本誌:2017年5.22号 9ページ

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