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女性社員との距離

 距離感。深刻です。この度は、お立場ある貴方様には大変申し上げづらいお話しです。しかし、お立場ある貴方様にだからこそお伝えしておかなければならないお話しでもあります。

 複数の会社の女性社員の方々から相談を受ける内容の中に、「貴方様の距離」についての悩み事をお持ちの女性社員さんがいらっしゃいます。女性社員の皆様と、それなりに厳しい実技レッスンを共にし、達成した嬉しさを共感してまいりますと、自然と女性社員の皆様も女性としての社内でのお悩みをお話してくださることが多々あります。 

 わたくしに、マナーの良い言い方で貴方様を怒らせることなく、女性社員の皆様の言葉を代弁してほしい。との、女性社員の皆様の訴えでもあります。そのようなことから、貴方様へやんわりと世間話しとしてお伝えをいたしますと、その後の貴方様は、「2日間は気を付けていらっしゃいましたが、その後は元に戻ってしまいました」との報告を受けることが度々あります。(やんわりですと、伝わらないようです)そのような時は、貴方様を代弁して、わたくしは丁重に女性社員の皆様に、私が貴方様に言い聞かせることができなかったことを、お詫びいたしておりますよ。

 さて、その貴方様の行動に関する、女性社員の皆様がお困りになっている内容、ワースト1は、「女性社員と立ち話しをする時の距離」です。その点に関して、貴方様にお話し致しますと、全く気にかけていらっしゃらないようですが、「腕の一本分の幅」は、女性社員と話す時には間を空けてください。 

 「貴女を触ろうとなんて到底思っていない失敬だ」との貴方様の笑い声が聞こえてまいりそうではございますが、貴方様が思っていらっしゃるより、女性社員の皆様は、貴方様との距離感に関して、マイナスの印象をお持ちでいらっしゃる点、はっきり申し上げます。最初は私自身も、女性社員の皆様がおっしゃっているほど、痛切に理解しておりませんでしたが、そのようなお悩みを何度も聞くにあたり、お立場ある貴方様との距離について統計を取るごとく、気にかけてみました。(このことかしら?と思う、距離の近い貴方様がいらっしゃいます)

 貴方様が意思をしっかりお相手に伝えたい時のジェスチャーとして、距離が近くなるようです。近づかなくともお相手には聞こえておりますので、やはり腕一本分の距離を保つことに致しましょう。立食パーティーなど、初対面の外部の女性とお話しなさる場合もお気をつけください。機会がありましたら、女性との名刺交換についても紹介いたしたいと思います。

 「社長は、あなた達とは距離が近いわね。私は、そんな悩みはないわ。私はおばさんだからかしら?」との、余計な女性同士の余談話しになりかねません。(そのような余談を幾度も耳にしてまいりましたよ)。冗談で終わるなら良いのですが、お立場ある貴方様にとっても失礼なお話しでありますので、ぜひとも、「腕一本分」は、女性社員とお話しになる時は距離を空けてください。

 貴方様の中に、「お前なんて触るかよ!」と、開き直るお方が一人もいらっしゃらないことを、願っております。次回のお題は、貴方様の“奥様”がお題です。何を指摘されるのか、ドキドキなさらずに、お待ちください。

本誌:2016年9.19号 19ページ

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