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連載記事人材育成のタネ 28

部下をやる気にさせる方法1

  • 竹本幸史氏

 モチベーションという言葉は、人材育成の場面で常に使われます。また、仕事の能力を判断する上で、「あの人はいつもモチベーションが高いから優秀だ」「モチベーションが低いからうまくいかない」という言葉もよく聞かれます。毎朝部下の顔を見るたびに、「この人はやる気があるか、ないか」というのをチェックしているのではないでしょう。では、モチベーションはどうやったら上がるのか。今回は、部下がやる気を出し、目標に向かって行動するための3つの要素を2回に分けて取り上げたいと思います。

 学生のころを思い出してください。受験勉強に取り組む際、モチベーションを高めるのに苦労しませんでしたか。やる気になるような音楽を聴くなどして時間を無駄に費やしてしまうこともあったのではないでしょうか。これは、モチベーションを上げること自体が目的になってしまったケースです。これに似たことが仕事上でも起きていませんか。目標が何であるかが明確でないのに、やる気だけに働きかけても無駄です。

 営業など達成目標が具体的に数値化されている人は目標を意識しやすいのですが、それ以外の業務に携わっている人に自分の仕事の目標を聞くと「仕事のスピードを上げたい」「顧客の満足度を上げたい」など、願望を言語化したものくらいしか出てきません。これでは行き先が明確ではありません。ゴールが明確でないのに、やる気に働きかけても結果は出ないでしょう。

 部下のモチベーションが低いとしたら、以下のポイントに注意し、目標を具体化することです。①達成したかどうかを測る基準が明確である。②目標を数値化する。③いつまでに達成するかの期限がある。④複数の目標に対する優先順位がはっきりしている。⑤目標達成する過程で、どのような成長が望めるかが明確である。

 部下の動きが鈍く、モチベーションが感じられないようでしたら、目標を具体化するところから始めましょう。続きはGW特別号に掲載する予定です。

●竹本幸史● 元㈱リクルート岡山支社長。現在は人材育成を主としたコンサルティング業務の㈱SWITCH WORKSを立ち上げ奔走。またリーダー養成スクール「法人会員制・定額制ビジネススクール」を開講中。

本誌:2016年4.4号 13ページ

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