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お箸のマナー

 洋食のお席よりも和食の席の方が多いと、お立場ある男性から教えて頂くことが多くあります。「洋食のマナーは苦手だが、和食の方が多いから、マナーは まぁ良いかぁ…」とつぶやきながら、このページを横目に見つつ次のページをお読みになろうとなさっている貴方様!ちょっとお持ちになってくださいませ。

 和食にもマナーはたくさんあります。10年以上前にマナースクールを開校した当初から、少しずつ変化しつつあるのか、私がマナー講師をしている都合上、マナーについてのご自身の思いを聞かせてくださるお方が多いのか、私に本音の言葉を聞かせてくださるお方が多いからなのかの統計は取れておりませんが、私が特に最近、はっきりとした言葉で感じおりますのが、職種にかかわらず「マナーの良い人を探し求めているお方が多いこと」です。

 ご自身と全く職種の異なるお方に用事で会わなければならない時、それもご自身の周囲の人々にもそのお方を紹介することになる場合、私に小さな声でお話しくださる内容は、周囲の方々の前で紹介した時に「品位ある男性であるか?」との内容です。お立場ある貴方様が、小さな声でお話しくださる時は、言いづらいけれども大切な質問であることは、私にも理解できます。ひと昔前は、「威勢の良さ」=「良い男」と言ってもらえていたことも多いように思う職種においても、「品位ある対応」が求められるようになっていることを、ひしひしと感じます。

 お立場ある貴方様にとりましては、マスメディアで取りあげられている簡単な「マナーの基本形」ではなく、紳士とのたしなみとしての、ワンランクもツーランクも上の社交マナーについて学んでいらっしゃって当たり前の出来事である時代なのです。きっと、私よりずっと以前に、時代の変化を常に誰よりも早くキャッチできていらっしゃる貴方様の方がお先にお気づきになっていらっしゃったことだとは思います。

 そこでこの度は、和食の席で初対面のお方とお会いになることが多い貴方様へ、絶対にしてはならないお箸のマナー(食事のしぐさ)についてお伝えさせてください。会食の機会の多い、貴方様には当たり前のことなのは言うまでもありません。従業員のお方に、今回の誌面にて確認をして頂く機会を提供できますと幸甚です。

 気を付けたいお箸NG集

 ①涙箸…お刺身につけたしょうゆが落ちていてはみっともありません。しかし、しょうゆがたれる前に口を刺身に近づけるのはもっとも格好の悪い食べ方です。

 ②ねぶり箸…割箸についたご飯粒を、舐めて取る。

 ③渡し箸…箸をお茶碗の上に乗せる行為もなさらないように。

 ④刺し箸…つかみにくい料理を突き刺してはいけません。(だからと言ってお箸を一本ずつ片手に持ち食材を切ることもお行儀の悪い行為です)

 上記、4項目について、「しかし、状況によっては仕方ないことがある」と、思った貴方様は要注意です。仕方がない状況なんてありえません。上記4項目の、詳しい「対策」については、ご要望が多いようでしたら、ぜひお伝え致したいと思います。上記、4項目が欠けていらっしゃる男性とお食事を致しますと、「大変、おもてになる男性だと、周囲に方々から伺っておりましたのに、大した女性とお付き合いなさっていないなあ」と、興ざめしてしまいます。

 本題に戻ります。プライベートな時間だけでなく、「品位」が仕事にも大きく影響する時代のように感じます。ぜひ、従業員の皆様と、まずは最初の4項目がおできになっているか確認をなさっていてはいかがでしょうか?

本誌:2016年2.15号 31ページ

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