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名刺のマナー

この度は、名刺の受け渡しについてご紹介致します。
貴方様のようなお立場ある男性を主にお話しを進めさせて頂きます。

お相手が応接間に入っていらっしゃったら。

立ち上がって迎えてあげましょう。応接間の奥にある社長室の背もたれが頭まである椅子に座ったままお迎えする姿は、何とも傲慢に見えます。立ち上がるだけでなく、ご自身がお先に来訪者の方へ歩み寄る行動を心がけてみましょう。

名刺は格下の者から名乗る(差し出す)のがマナーとは言いますが・・・。

 訪問者や営業活動なので来訪した側が先に名乗るのが、ビジネスマナーとは言われておりますが、応接間まで招かれた来訪者に対しては、貴方様の方から先に名刺を差し出す思いやりは、貴方様をより一層素晴らしい人格者である印象を与えます。

貴方様も先に名刺を差し出す態度でのぞみますので、同時に受け渡しをすることに・・・。

 同時になった場合は、先に受け取ってあげましょう。貴方様のお立場で、謙虚にそれでも先に差し出そうとしても、お相手は受け取りにくいものです。しかしながら、無言で受け取るとその思いやりも傲慢な印象を与えますので、「お先に頂戴致します」など思いやりの言葉を添える事を忘れずに行って下さい。
※お辞儀も同様です。お相手より後に頭を上げるのが紳士のマナーですが、お相手も同様のお考えの場合は、先に頭をあげて下さい。お立場から貴方様だからこそ心しておかなければならない思いやりです。

名刺は胸の高さで

 大切な物を扱う時には胸の高さで持ちます。ご自身の名刺もお相手の名刺も胸の高さです。(お客様にお出しするお茶やお盆を持つ位置も胸の高さです。テーブルの位置に身体を低くする時も、胸の高さに持ったままです。来訪者でのおもてなしのマナーは、貴方様ご自身がなさらないにしても、管理をしている指示をしているのは貴方様です。お茶を出すスタッフのはしたない行動を許しているのは、貴方様の指示の下によるものとなります。スタッフの人のお茶出しの態度にもしっかり指示を出しておきましょう。)

名刺を沢山頂く事が頻繁にある貴方様へ

 時には名刺入れの名刺を1回の会合で全て使い切ってしまう事もおありの事と思います。もしも、お相手は名刺を下さった時に、名刺を切らせていたら、速やかに名刺を下さったお方の元へ、お詫びと感謝の言葉を添え郵送致しましょう。沢山の人との名刺交換をするのだから切らしている事もあって当たり前だ。との態度はやめましょう。

来訪者の名刺をすぐに名刺入れの中にしまわないように。

 来訪者の名刺をすぐに名刺入れの中にしまいこむのや辞めましょう。お相手をむげに扱っている印象を与えます。名刺を頂いた直後に「頂戴致します。」と名刺を少し上に上げる動作と同時に頭を下げます。そして、一旦はご一緒にお話しをするテーブルの上に名刺を置き、何度も名刺に目を通します。老眼で見えにくい振る舞いが恰好悪いわけでは決してありません。お相手に興味を持たずに名刺入れにしまいこむ方が幾分も失礼な態度です。しっかりお相手に興味を持ってあげている態度で接してあげましょう。
※テーブル上に書類がある場合は、書類を身体の正面に置き、飲み物(お茶)は右奥に出すようにスタッフのお方に指示を出しておきましょう。したがって、そのような状況の場合は、頂いた名刺は書類の左側に置くことになります。(名刺を右側においてしまいますと、お茶を飲む場合に、お相手の分身である名刺の上を飲み物の器が通る事になりますのでお控え下さい。)
※また、上記の両手に物を持ち少し上に上げながら頭を下げる動作は、日本の文化に深く関わりがありますので、自然な行動としておできになるようになさって下さい。また、貴方様のようなお立場ですと、御茶席の御正客としてもてなさる事もおありでしょう。その点も踏まえ、ご自身のお立場をよくお考えになり礼儀正しい行動を身に付けて下さい。

素敵な貴方様をより素敵に魅せるために。

 名刺入れには、白紙のカードを常備しておきましょう。お相手の名刺に興味を持ってあげ、お名前の読み仮名など詳しく質問してあげましょう。しかしながら、お相手の名刺にふりがなを書いたり、メモ書きをするのはマナー違反を言われております。だからと言って、ご自身の名刺にメモを取るのも無粋な印象を与えます。名刺入れの中にメモ用紙を入れて置き取り出すのでは、紙がくたびれた感じになっており、貴方様にふさわしい威厳ある態度には見えません。

河村まどか
礼儀作法教室ドルチェ・フィニッシングスクールを主宰。岡山、山口に教室を持つほか、企業研修など全国で出張レッスンを開催。ホームページはhttp://dolce-fs.net メールアドレスはinfo@dolce-fs.net

本誌:2013年5.27号 23ページ

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