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連載記事

“密室”でのマナー

周囲への“心づかい”を

この度のテーマは“密室での過ごし方”といたしましょう。密室での数秒で、貴方のイメージは周囲の人々から判断されるのです。さてさて、貴方はどのような密室を想像なさいましたか。

<プライベートでのお出かけ場面での密室>

エレベーター内での行動は、狭い空間の出来事ということもあり、貴方様の行動はいつも以上に注目を受けることをお忘れなく。紳士的な行動をおとり下さい。

ケース①
女性が1人先にエレベーター内にいた場合、貴方はどの場所にお立ちになりますか?
一番優先すべき場所は操作盤の前です。社内でのお立場とプライベートでの立ち位置の使い分けを把握しておきましょう。ホテル内の会合でエレベーターを利用する場合、会合とは関係のない女性もエレベーターを一緒に利用する場合もあることでしょう。見知らぬ女性を、貴方様の会社の部下と同じように働かせるのは、紳士の行動に反します。(ただし、社内においては、それぞれのお立場を優先すべき行動を尊重して部下のお方のお心づかいを快くお受けになって下さい。)

ケース②
見ず知らずの女性と密室に二人きり、貴方と女性、どちらが先にエレベーター内を出るべきでしょう?
見知らぬ女性を必ず先に密室から出してあげましょう。貴方様はその時にドアが閉まらないように操作盤を押してあげて下さい。

ケース③
数人の若い女性が先にいらっしゃる密室に入り込むその瞬間。貴方はエレベーター内のどの位置に立つことを優先なさいますか?
女性に操作盤の操作をさせて当たり前である。との行動は謹んで下さい。

ケース④
小さな密室内に、1人になった時、貴方はどの位置にお立ちになりますか?
間違っても誰もいないからと、ドアが開く時に一番出やすい位置である真ん中を陣取らないようにいたしましょう。次にエレベーターが開き、外でお待ちになっていらっしゃった人に与える印象も、貴方様のお立場であるからには考慮しておきましょう。素敵な行動ができる紳士は、操作盤の前で待ち、降りる時にはお乗りになるお方がいらっしゃるのならば、開くボタンを押して立ち去りましょう。次にお乗りになるお方がいらっしゃらない状況で貴方様のみ降りる場合は、閉めるボタンを押した後にスマートに降りると格好が良い振る舞いに見えます。

<ビジネス上の立場の時>

ケース⑤
オフィス内のエレベーターでのビジネス上のお立場での時の、貴方様の立ち位置は?
プライベートな時間と、ビジネス上での会社内においての行動の使い分けの例をこのたびは、ご紹介いたしました。社内での貴方様の立ち位置としては、操作盤のボタンを押して下さるお方の、真後ろの場所が上座です。もしも、1つのエレベーターの中に、操作盤が左右にある場合は、ドアを入って右側(操作盤の方に向かって左のパネル)が下座です。

その他
会合などでお酒をお召し上がりになった後に、先に女性がいらっしゃるエレベーターが到着をした場合。
お酒をお召し上がりになった状況はどなたにもわかります。お1人ではなく他の男性とご一緒の時も同様、見知らぬ女性が先に乗っているエレベーターは、「お先にどうぞ。」とお伝えし遠慮なさる、紳士にお会いしたことがあります。私は、職業柄ホテルに宿泊をすることが多いのですが、1人のエレベーター内に、お酒を召し上がってご機嫌でいらっしゃる男性(単数・複数共に)がお乗りになる場合は、ご本人もわきまえていらっしゃるその行動には感謝いたしました。

日常、周囲のお方から大切にされているお立場のお方は、周囲のお方にどのように接するべきなのか、とても慣れていらっしゃるようい思います。もしくは、素敵なお心づかいができるからこそ、周囲から大切にされるお立場でいらっしゃるのでしょうか。どちらにいたしましても、素敵な男性は素敵ですね。

河村まどか
礼儀作法教室ドルチェ・フィニッシングスクールを主宰。岡山、山口に教室を持つほか、企業研修など全国で出張レッスンを開催。ホームページはhttp://dolce-fs.net メールアドレスはinfo@dolce-fs.net

本誌:2013年3.18号 23ページ

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