WEB VISION OKAYAMA

連載記事

お酌の仕方、杯の受け方

春には、歓送迎会の機会が増えてくることと思います。今回は、お酒の席でのマナーについて確認しましょう。

以前、お酒の席でこのような出来事がありました。数年前の出来事ですが今でも印象に残っており、みなさまへ参考のためお話しします。女性からみた男性の印象としても参考にして下さい。

献杯での出来事

献杯を受けた時の出来事です。ご自身が使用なさっている杯を献杯用の杯として、私にお渡し下さったA氏。その杯には、ご自身のお口についていた食べかすがついておりました。そこには杯洗用のお水の入った器がございましたが、A氏はご使用にならずそのまま私にお渡しになったのです、献杯時に渡された杯ですので、私は迷わず食べカスの着いたままの杯を使用させていただきました。その後、複数の方々が同じ経験をされていることに気がつきました。

このような出来事は、目上の方に申し上げることはありませんので、きっとご本人はお知りになることはないでしょう。皆さまもどうぞ、ご自身で気を付けて下さい。
ですが、A氏の尊敬すべき杯の受け方がございました。男性は(女性はNGです。)、目上の方ではない限り、片手で杯を受けても構わないとされておりますが、A氏は私の御酌を必ず両手で受けて下さいました。目下の私にも、敬意を表して下さるA氏の振る舞いをとても格好良いお方だと印象に残っております。

杯の受け方マナー

●献杯(目上の人からお酒をついでもらう) 目上の人から目下の人に杯を渡していただきます。杯を受ける人は必ず両手で杯を持ち、言葉を添えて下さい。「ありがとうございます。頂戴いたします」など。

●杯洗 お酒をのみ終え、懐紙などで口をつけた部分を拭きます。女性の場合は、必ずお出かけ用バッグには懐紙を用意しておくのがマナーです。男性の場合はお店側に代用できる物を即座に依頼なさることも可能だと思います。杯をゆすぐ水は用意されていれば、口をつけた部分を軽くすすぎ、懐紙などで水分をふき取ります。杯洗は、フィンガーボールのお水で手をジャブジャブと洗うのがみっともなく、指先のみを洗うべきなのと同様で、杯をすべて水につけてしまうと格好の悪いしぐさとなります。
●返杯 杯を相手に返します。

○ワインの場合は、注いで頂く際にはグラスを持ち上げることはいたしません。 日本酒やビールの時は、杯やグラスを右手で持ち、左手を添えます。(特に女性の場合は、右手、左手の決まりは厳守しましょう。私は左利きですが、
 杯のマナーに関しては、必ず右手で持つように気をつけております。男性であっても
 目上の方に対しては同様ですので、どなた様に対してもお気を付けになった方が好感が持てるのではないでしょうか。)
(杯を右手で持つ事は、利き手の方を使えないようにしており、同席なさった方へ
 暴力的な害を加えない意を込めた、日本古来のしきたりです。現在でも、お辞儀の際に手を重ねる時には、右手を下にしてお客様を迎えるといった、接客のマナーとして企業で使用する事も多く見受けられます。)

○席をむやみに立ち歩き、御酌をして回ることマナー違反だとされておりますが、状況によっては、御酌をして回ることもあり得るかと思います。その時には、御酌をする相手の席にあるお酒を使用します。銚子やビール瓶を片手に会場中を練り歩くことはマナーとしてはふさわしくない行動だとされています。

本誌:2010年2.22号 31ページ

PAGETOP