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[生保] 外貨建て保険

Q.外貨建て保険に興味があります。この保険の特徴について教えてください。

為替相場の影響に注意

A.払い込む保険料や受け取る保険金などは外貨となります。そのため円と外貨の換算の際に、為替相場の影響を受けるので注意しましょう。

 現在、終身保険や養老保険、個人年金保険などが外貨建て生命保険商品として取り扱われており、生命保険会社によっては、比較的高めの予定利率(※)が設定された商品があります。

 この商品は、外貨(主に米ドルやユーロ)で保険料を払い込み、外貨で保険金や解約返戻金などを受け取る仕組みになっていますので、例えば、受け取った外貨を円に換算する際、為替の変動を受け、場合によっては、日本円で受け取る保険金額などが円ベースでの払込保険料の総額を下回る可能性もあります。

 このように、為替相場の変動によって影響を受けることを「為替リスク(為替相場の変動リスク)」といい、為替リスクは契約者または受取人に帰属します。

1㌦=100円のとき、100万円を1万㌦と交換
為替相場が10円変動すると…
●円高ドル安
1㌦=90円のとき1万㌦を円に戻すと90万円⇒10万円の為替差損

●円安ドル高
1㌦=110円のとき1万㌦を元に戻すと110万円⇒10万円の為替差益
  注:為替手数料により金額は変わります。

 また通常、外貨と円の換算の際に為替手数料がかかります。例えば、保険料を支払う場合に、円から外貨へ換算するときは、為替リスクに加えて、為替手数料が発生することも事前に把握しておくことが大切です。

⇒外貨建て生命保険を契約する場合、商品の仕組み(為替の変動によって将来受け取る保険金などの額がどのように変動するのか等)について、生命保険会社は書面を用いて説明することになっています。

※予定利率…生命保険会社は資産運用による一定の収益をあらかじめ見込んで、その分だけ保険料を割り引いています。その割引率を予定利率といいます。

本誌:2008年3.17号 32ページ

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