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連載記事

新聞紙の効用

 その1.焼き芋。
 3年ほど前、鹿児島の種苗商から取り寄せた紫色のサツマイモが私の野菜畑の定番になりました。

 この紫芋、ポリフェノールがたっぷり含まれていて、食味もいいのですが紫の色素が強過ぎて、味噌汁の具にすると汁全体が紫に染まり食欲をそそりません。

 そこで思いついたのが焼き芋。芋を洗って新聞紙に包み、電子レンジで加熱すること10分(250グラム)、たちまち石焼き芋のできあがりです。ポイントはラップで包むのではなく、あくまで新聞紙で芋をくるむこと。

 ラップでは水蒸気の逃げ場がなく、どちらかというと、ふかし芋になってしまうのに対し、新聞紙は絶妙に湿気を逃がし、かつオーブン効果も発揮して石焼き芋になるのです。

 レンジから取り出したアツアツの芋を新聞紙にくるんだまま近所の喫茶店のマドモアゼルにお届けしたら、「新聞紙で焼き芋ができるんですか!」と感心してくれました。

 その2.ガラス拭きの定番アイテム。
 窓ガラス掃除の仕上げに新聞紙が威力を発揮することは割合広く知られています。インク成分が汚れの油分をきれいに吸着するからというような解説をどこかで見た記憶があります。

 ここに私なりの工夫を付け加えると、窓拭きは雨模様の日にすること。空気に適度な湿り気がないとうまくいかないのです。

 他にも新聞紙の活躍範囲は広いのですが、新聞本来の使命はというと、”読むところが全くない”と思えるほどつまらない。各紙いろいろアイデアを出してはいますが、メディアとしてのたそがれ感は否めません。

本誌:2008年2.11号 16ページ

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