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[オフィス] 今年はケータイECが本格化

Q インターネットの世界は日進月歩ですが、今年の注目すべきトレンドは何ですか。

携帯の検索エンジン改善が後押し

A いよいよ2008年が幕を開けた。今年のインターネットにおける注目すべきトレンドは何か?それはケータイによる電子商取引(EC、エレクトロニックコマース)だ。数年も前から、ケータイECの時代が来ると言われていたが、実際にはPCに比べまだまだといった状況だった。ところが、昨年からちょっと風向きが変わってきたようだ。

 その背景には、ソフトバンクのケータイへの参入とエーユーがグーグルを正式採用した影響が大きい。また、インターネットにおいて今や圧倒的ともいえる力を持つ巨人グーグルがケータイへの参入を正式に表明した。既にドコモもグーグルとの提携を発表した。

 今までは、PCとケータイと全く違う状況だった。PCは、ウインドウズだろうがマックだろうが、インターネットに接続し、ホームページを見るためのソフトや手順はほとんど同じだった。ところが、ケータイの場合は、ドコモ、エーユー、ソフトバンクと3社3様でまちまちだったのだ。

 それは各社の公式サイトの存在が大きく影響している。公式サイトに認定されるのに多額の費用と手間がかかっていた。また、各社の収益源でもあった。ケータイでモノを売るには、公式サイトに登録することが必須条件だった。

 ケータイの検索エンジンは、PCに比べはるかに遅れていて使い勝手も悪く、しかもヤフーやグーグルにすぐにアクセスできないような設定になっていた。そのためパソコンと比べ、検索される回数が極端に少なかったのだ。

 ところが、前述のようなケータイ各社の変更により、ヤフーやグーグルから検索される回数が飛躍的に伸びつつあるのだ。やっと公式サイト優先という、およそインターネットらしからぬクローズドな環境からオープンなインターネット本来の姿になりつつあると言える。

 そのような背景から2008年は、ケータイECが本格化する年となるだろう。パソコンよりも数段早く進歩するはずだ。今やネットでモノが売れるのが当たり前になったように、ケータイでモノが売れるのが当り前になる日も近い。ネットでモノを買わない人は、ネットでモノは売れない、と言われる。それと同じように、ケータイでモノを買わない人は、ケータイでモノは売れない。


(株)サイトウジムキ社長
斎藤 謙次氏
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本誌:2008年1.21号 21ページ

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