WEB VISION OKAYAMA

連載記事

[オフィス] 品質に応じて広告を上位表示

Q ヤフーへの広告の掲載順位が7月12日についに変更されましたが、どのような影響が出ていますか。

 新方式で入札価格下落も

A 先日お伝えしたようにヤフーのトップページに格安で広告を掲載できるサービス「オーバーチュア」の掲載順位を決定する方式が変更された。それまでの価格のみ、つまり1番高い価格をつけた人が1番上に表示される方式から、価格に加えて広告の内容とサイトの内容が合っているかどうかも掲載順位の判断材料となった。

 その影響は既に出ており、1クリック当たりの入札価格が下がっているようだ。今まで1位表示されていたサイトが下位になってしまうという現象もおきている。

 先日、オーバーチュアの方から直接話を聞く機会があった。以前は広告の費用対効果でオーバーチュアはグーグルにやや劣っていたが、新方式導入後はグーグルと同等かやや上回るパフォーマンスをあげているようだ。

 ただ、広告を出すためのオーバーチュアの使い方は、かなり難しくなってしまった。先ほどの品質インデックスという考え方が採用されたためだ。新方式採用前は、広告とサイト内容があまりマッチしていなくても、とにかく高い価格で入札しさえすればよかった。今度はいくら高い価格で入札しても、関連性が低いと判断されれば上位に表示されない。一方、検索エンジンを利用する人にとっては使い勝手がよくなった。

 インターネットの世界では、このように昨日まで通用していたことが、ある日突然通用しなくなるということがよくある。リアルの場合もあるが、ネットの場合変化のスピードが非常に速いので、今回のような出来事がよく起こる。そのため、絶えず新しい情報に敏感でいなければならない。

 で、新方式を実際使った感じはどうなのか。個別の具体的な事例はまだ少ない。日々現場で取り組んでいる人の話は、わかりやすく、即使えるものも多い。面白いことに、ネットはデジタルで非人間的な印象があるが、意外なことにリアル以上に直接会ってその人を知っているかどうかという人脈がモノをいう世界である。当り前のことだが、よく知らない人に役立つ情報を教える人などいない。ネットという目に見えないデジタル世界だからこそ、アナログな人間関係が以前より一層重要になってきている。


(株)サイトウジムキ社長
斎藤謙次氏
倉敷市児島駅前1-22-3
TEL086-474-2700

本誌:2007年8.27号 36ページ

PAGETOP